- デジタルおしゃぶり
大阪工業大学 情報科学部 情報ネットワーク学科 特任講師 石井健太郎
シーズの概要
おしゃぶりに内蔵したセンサで、赤ちゃんのおしゃぶりを吸う動きを計測することができます。このセンサを用いて、おしゃぶりの吸いかた・強さ・吸う間隔といった情報を収集し、赤ちゃんの様子を知ることができます。無線接続によって、計測データをコンピュータやスマートフォンに受け渡すことができ、コンピュータ技術を用いたアプリケーションに応用できます。ベースにした市販の製品が15gであるのに対して、22gで実現していることも大きな特徴です。
マッチングを想定する業界
IT・玩具・教育
用途利用分野
乳児見守り・玩具・知育用品
事業化および新規産業形成の可能性
吸啜状態からの状態把握による乳児の見守りシステムや、おしゃぶりと連動する玩具・知育用品といった新規製品の開発が期待できます。
従来技術に対する新規性・優位性
おしゃぶりの吸啜の計測は、空気圧センサで行うことが一般的でしたが、光学センサを用いることで、触感に影響を与えず、かつ、複数個所の計測を可能にしました。また小型・軽量で計測システムを実現できるよう基板から書き起こしています。