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プレベンチャー事業
平成13年度採択課題事後評価報告書
平成17年3月
科学技術振興審議会技術移転部会プレベンチャー評価委員会 |
4. |
研究開発課題の個別評価 |
(10)携帯型3次元形状計測カメラ |
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リーダー |
:清水 太郎 |
サブリーダー |
:佐藤 幸男(名古屋工業大学大学院 工学研究科 教授) |
1 )) |
研究開発の概要 |
現在主流である大型で高価なシステムに代わり、小型・可搬で、セッティングの簡便な画期的な3次元計測カメラシステムの開発を行う。同時に、3次元形状データを有効に利用できるように応用ソフトウェア技術の開発を行う。製造業、認証、医用、デザイン、メディア、アミューズメント等で新しい利用が期待される。 |
2 )) |
事後評価内容 |
A)成果
スリット状のレーザ光を走査し光パターンを生成する、小型化とシステム展開に有効なパターン投光機のモジュール化を行った。この投光機を利用して柔軟な計測システムの構築を可能にするため、各種オプション開発、制御ソフトウェアの充実、量産に適したハードウェアの開発など総合的な視点で開発を進め、小型で扱いやすい3次元計測システム(大きさ:幅150×奥行60×高50mm、重量:560g、撮影時間:0.5秒、USBバスパワーによる駆動の実現、など)を実現した。これらの成果をもとに、有限会社スペースビジョンを設立した。
特許出願数:2件(研究開発終了時点)
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B)評価
計画の達成度 |
:簡便な3D計測システムとして、実用レベルの高速化と小型化について一応のレベルまで開発し、当初の計画をほぼ達成した。 |
知的財産権 |
:出願申請予定のものを含めて4件とある程度の権利は確保されているが、競合技術に対抗するために、今後アルゴリズム面の強化などを含めた更なる知的財産ポートフォリオの充実が望まれる。 |
起業化計画 |
:マーケットの可能性は示されているが、過去この種のシステムが多く開発され、マーケット・インがスムーズに行かなかった例が多くある。それらの原因分析を行い、経営資源の効率化のために焦点を絞る必要がある。 |
新産業創出 |
:製造現場やセキュリティ市場など応用できる範囲は広いが、それに応じて新たな開発課題が生まれてくるであろう。 |
総合・その他 |
:技術的には、ほぼ完全に目標を達成したものと評価できる。どのように具体的に顧客に使ってもらうかの販売面が今後の大きな鍵になる。デモンストレーションができるレベルまで完成しているので、想定する顧客へのアプローチをできる限り早く行うことが必要であり、そのための戦略を考え、早急に投入可能な用途を見いだすべきである。 |
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May 19, 2004
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