- 金星表面でも使える不揮発性メモリー
産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門 エマージングデバイスグループ 主任研究員 内藤 泰久
小間番号 | 展示 107 |
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出展概要
素子部分が純粋金属のナノギャップ構造で構成された、不揮発性メモリーを実現した。これによって、これまでの200℃程度であった不揮発性メモリーの動作可能温度を600℃にまで向上させることができた。このメモリー素子は、高温環境下でのメモリーやセンサーの応用、例えばフライトレコーダーや惑星探査機への応用が期待される。展示会では、実際に金星の表面温度である500℃環境下でのメモリー動作について、真空プローバ―を持ち込み実演する。
JST支援プログラム名称・期間
CREST「素材・デバイス・システム融合による革新的ナノエレクトロニクスの創成」「デジタルデータの長期保管を実現する高信頼メモリシステム」(平成27年度~平成32年度)
共同研究者情報
- 千葉工業大学 工学部 機械電子創成工学科 准教授 菅 洋志