- HMGB1タンパク結合性核酸医薬
東京大学 生産技術研究所 特任教授 谷口 維紹
出展分野 | ライフイノベーション |
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支援プログラム名称 | CREST(平成21~26年度)「核酸を主体とした免疫応答制御機構の解明とその制御法の開発」 |
小間番号 | 展示 E-06 |
出展概要
HMGB1は、炎症反応を強く促進することから、敗血症や自己免疫疾患、虚血性再還流や臓器移植の際の炎症に関与すると考えられます。本技術の人工核酸(ISM ODN)は、HMGB1に結合し、核酸刺激による免疫応答の活性化を抑制します。マウスを用いた実験では、ヒト多発性硬化症モデルである実験的自己免疫性脳脊髄炎の発症を抑制し、LPS誘導性敗血症ショックに抵抗性を付与します。敗血症、自己免疫疾患、炎症等に対する治療薬として期待されます。