- 電磁波応答性触媒反応を介した植物からのリグニン系機能性ポリマーの創成
京都大学 生存圏研究所 バイオマス変換分野 教授 渡辺隆司
出展分野 | グリーンイノベーション |
---|---|
支援プログラム名称 | CREST「二酸化炭素資源化を目指した植物の物質生産力強化と生産物活用のための基盤技術の創出」 |
小間番号 | 展示 C-06・07 |
出展概要
再生可能資源であるバイオマス中のリグニンをマイクロ波反応により分解し、機能性ポリマーに変換する研究を紹介する。本研究では、リグニン親和性触媒を合成するとともに、広帯域電磁波反応容器や915MHzの連続式マイクロ波反応装置を開発し、電磁波の特性を活かした高効率リグニン分離・分解反応系を構築する。リグニン分解は、分岐の少ないリニア型リグニンの調製法と、モノマーへの分解法を研究している。本展示では、小型マイクロ波反応容器、バニリン酸系合成フィルムと真空成型試作品、バガスから分離したリグニンを展示する。
共同研究者情報
日本化学機械製造(株)
開発技術室
室長 平岡俊治
花王(株)
基盤研究セクター、マテリアルサイエンス研究所
4研2G 主任研究員 林 利夫
帝人(株)
先端技術開発センター
原料開発チーム 研究員 田中 奏