- 純銅の耐屈曲性能を上回る軽量アルミニウム合金導体の開発
大電(株) 技術開発本部 研究開発部 コア技術グループ コア技術グループ長 因 浩之
出展分野 | ナノテクノロジー・材料 |
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支援プログラム名称 | A-STEP(研究成果最適展開支援プログラム) ハイリスク挑戦タイプ 開発期間:平成24年度~平成25年度 |
小間番号 | 展示 A-25 |
出展概要
従来から産業ロボット用ケーブルにはすべて純銅または銅合金導体が使用されてきた。一方でアルミニウムは軽量で高い導電率を有するが、銅に対し著しく強度が劣るため、同導体としては使用できなかった。
しかし、1000万回以上の屈曲動作が行われる場合、合金化したアルミニウムは純銅より耐疲労性が優れていることを実証し、ナノ組織制御を用いて実用化の障害であった伸線性を大幅に改良した結果、純銅の耐疲労限界を大幅に超える導体開発に成功した。
共同研究者情報
熊本大学
パルスパワー科学研究所
助教 北原 弘基