本庶 佑 博士 ノーベル生理学・医学賞受賞をお祝いして

 京都大学高等研究院副院長・特別教授の本庶 佑 博士がノーベル生理学・医学賞を受賞されることに対して、心からお慶び申し上げます。

 今回の本庶博士の受賞は、「負の免疫制御機構の阻害による新たながん治療法の発見」に対し贈られることになりました。本庶博士が粘り強く取り組んでこられた研究の成果は、多くのがん患者のみなさんに希望を与え、基礎研究を志す若者に勇気を与えるものです。

 今後のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

2018年10月2日
国立研究開発法人 科学技術振興機構
理事長 濵口 道成

10月16日、ノーベル生理学・医学賞受賞の本庶佑博士がJSTを来訪され、濵口道成理事長と懇談されました。

本庶 佑博士とJSTとの関係

1.戦略的創造研究推進事業 チーム型研究(CREST)
2014年度採択(2015年度より日本医療研究開発機構(AMED)へ移管)
領域:疾患における代謝産物の解析および代謝制御に基づく革新的医療基盤技術の創出
課題「腸内細菌叢制御による代謝・免疫・脳異常惹起メカニズムの解明と治療応用(代表研究者:ファガラサン シドニア)」における共同研究者
●CREST
トップダウンで定めた戦略目標・研究領域において、組織・分野の枠を超えた時限的な研究体制を構築して、イノベーション指向の戦略的な基礎研究を推進します。研究総括の運営の下、研究代表者が研究チームを率いて産・学・官にまたがるネットワークを形成し活用しながら、科学技術イノベーションに大きく寄与する国際的に高い水準の成果の創出を目指します。
2.地域結集型共同研究事業
2005年度採択
事業名「ナノメディシン拠点形成の基盤技術開発(京都市)」における事業総括(2006年度まで)
●地域結集型共同研究事業
地域(都道府県、政令指定都市)として企業化の必要性の高い分野の個別的研究開発課題を集中的に取扱う産学官の共同研究事業で、大学等の基礎研究により創出された技術シーズを基にした試作品の開発等、新技術・新産業の創出に資することを目的とします。

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