レジリエントな防災・減災機能の強化

新型気象レーダー(MP-PAWR)の見学会を気象予報士に向けて開催(課題②豪雨・竜巻予測技術)

昨年の9月下旬、気象予報士の方々をお招きして、新型気象レーダー・MP-PAWR(エムピーパー)の見学会が開催されました。夏の暑さがまだ残る中、たくさんの方にご参加頂きました。

レーダーの設置場所である大学の研究棟の屋上から、会場を含めた半径50キロをカバーする立地も確かめていただきました。本レーダーを用いた技術は、東京オリンピック・パラリンピックにも活用されることが期待されています。

その後の意見交換タイムでは、上空10キロに及ぶこともある雨雲を、頂上まで捉えた3D画像は大変貴重であり、気象予報士会の啓蒙活動で紹介したいといった意見もいただきました。ほかにも、3Dで再現した雨雲表示が特定の地名と結びつくことでリアリティを生み、個人が避難する際の意思決定につながる、と防災上のメリットの指摘もありました。

イベントの概要

◇イベント名:専門家(気象予報士)によるMP-PAWR見学会
◇日時:2018年9月22日(土)
◇場所:埼玉大学
◇参加者数:21人(日本気象予報士会副理事等)
◇気象専門家である気象予報士に、MP-PAWR及びゲリラ豪雨予測技術レクチャ、見学及び意見交換


  • 課題2責任者による気象予報士への概要説明

  • 埼玉大屋上でのMP=PAWRの見学