戦略的国際科学技術協力推進事業
(平成20年12月15日 募集は締め切りました)

平成20年度 日本‐米国研究交流課題(ロボティクス)の募集のお知らせ

科学技術振興機構( JST )では、研究者の国際的な交流を推進する「戦略的国際科学技術協力推進事業」を実施しています。本事業では、アメリカ合衆国と「ロボティクス」技術に関する研究交流の支援を実施することとして、今般、課題を募集致します。

■ 概要

JST では、政府間合意等に基づく重要課題に関する戦略的な国際科学技術協力を推進するため、共同研究、研究集会開催の方法を有機的に組み合わせて実施することにより国際研究交流の促進を図ることを目的とした、戦略的国際科学技術協力推進事業を実施しています。
 平成15年度に、相手国・実施分野としてアメリカ合衆国(米国)と「安全・安心な社会に資するための科学技術」の分野につき協力を実施するとの文部科学省の通知を受け、米国側と協議を重ねた後、平成16年度より「安全・安心な社会に資するための科学技術」に関わる分野に関する研究交流を3年に亘り実施しています。

 平成20年度より、「安全・安心な社会に資するための科学技術」の一分野である「ロボティクス」技術に関する日本ー米国研究交流の具体的課題の提案を募集します。
 「ロボティクス」技術には、例えば次のような研究課題が考えられます。
① 社会ロボット学の研究
(社会の各種場面(公共施設、教育現場、家庭など)におけるロボットと人との関わりに関する基本問題とその解決方法(異文化間での比較等)についての研究、等が含まれます。)
② 災害対応と救済ロボットの研究
(安全安心のための災害対応技術、移動能力/認識能力/通信能力/ヒューマンインタフェース等の固有技術、標準や共通プラットフォームの研究開発、等が含まれます。)
③ 医療・リハビリロボットの研究
(医療ロボットの高効率化・小型化技術,ヒューマンインタフェース技術、脳・身体およびその相互作用のモデル化技術、日常動作の支援技術、等が含まれます。)

JSTは、米国の研究ファンディング機関である 全米科学財団(NSF : National Science Foundation, URL:http://www.nsf.gov/)と協力して、共同研究(日米両国の研究者の派遣・招聘やシンポジウム・セミナー等の開催を含みます)を既に支援していますが、今回、当該研究領域に係る日本ー米国研究交流の新規課題の提案を募集します。なお、今回の募集では、相手の米国側研究者が、以下の条件の一つを満たしていることが必要です。

① 既に全米科学財団(NSF)のDivision of Information and Intelligent Systems in the Directorate for Computer and Information Science & Engineering (CISE/IIS) の助成金を受けていること。
② NSFのCISE/IIS以外の部局から、ロボティクス関連の助成金を受けていること。
③ NSFのCISE/IIS Program Solicitation(NSF 08-575)へ中規模プロジェクト提案書を提出すること。(ご質問のある米国研究者は、Dr. Paul Oh (Dr. Paul Oh) にお問い合わせ下さい)
④ 2008年9月又はそれ以前〆切のNSF各部局の然るべきプログラム(Office of International Science & Engineering (OISE)プログラムを含む)に課題提案を提出すること。(ご質問のある米国側研究者は、NSF.OISEプログラム・マネジャーのMs. Anne Emig(Ms. Anne Emig)にお問い合わせ下さい。)

米国側研究者が上記の条件を満たしているのを前提として、日本側研究者を支援するものです。詳しくは、募集要項をご覧下さい。

戦略的国際科学技術協力推進事業 研究交流のしくみ

■ 募集期間

平成20年10月31日〜平成20年12月15日

■ 募集要項

募集要項(PDF形式(242KB)

■ 申請方法

日本側研究者は、府省共通研究開発管理システムから申請します。本システムを初めて利用する場合、所定の手続きが必要です。
本システムへは、
http://www.e-rad.go.jp/index.html
よりアクセス出来ます。申請の際、WEB上に必要情報を登録するとともに、WEB上から申請書類(Word形式(149KB))をダウンロードし、記入して下さい。

■ 本件に関するお問合せ先

独立行政法人 科学技術振興機構 国際部 事業実施担当 金子、田中
TEL:03-5214-7375  FAX:03-5214-7379
E-mail: