科学技術振興機構(JST)では、研究者の国際的な交流を推進する「戦略的国際科学技術協力推進事業」を実施しております。本事業では、中国国家自然科学基金委員会(NSFC)と共同して「生物機能を利用した環境保全及び修復技術」に関する日中の研究交流支援を行うことになりました。今回、以下のとおり日中の研究者による研究交流課題を募集します。
JST では、政府間合意等に基づく重要課題に関する戦略的な国際科学技術協力を推進するため、共同研究、研究集会開催の方法を有機的に組み合わせて実施することにより国際研究交流の促進を図ることを目的とした、戦略的国際科学技術協力推進事業を実施しています。
平成15年度に、相手国・実施分野として中華人民共和国(中国)と「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」の分野につき協力を実施するとの文部科学省の通知を受け、米国側と協議を重ねた後、平成16年度より「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」に関わる分野に関する研究交流を4年に亘り実施しています。
平成20年度は、昨年に引き続き「環境保全及び環境低負荷型社会の構築のための科学技術」の一分野である「生物機能を利用した環境保全及び修復技術」に関わる、
① 塩化及び砂漠化に対するバイオレメディエーション
② 酸性土壌に対するバイオレメディエーション
③ 重金属に対するバイオレメディエーション
④ 水のバイオレメディエーション
に関する具体的課題の提案を募集します。
JSTは、中国の研究資金配分機関である 中国国家自然科学基金委員会(NSFC : National Natural Science Foundation of China)と協力して、共同研究(日中両国の研究者の派遣・招聘やシンポジウム・セミナー等の開催を含みます)を支援することを予定しています。
JSTは、当該研究領域に係る日米研究交流の課題の提案を募集します。なお、日本側研究者にはJSTに、中国側研究者にはNSFCに申請して頂きます。日本側研究者に合わせて中国側研究者からNSFCに同様の申請がなされない場合は、審査の対象になりませんので、ご注意下さい。また、中国側研究者の応募資格については直接NSFCにお問い合わせ下さい。
詳しくは、募集要項をご覧下さい。
平成20年7月10日〜平成20年9月10日 午後5時
募集要項(PDF形式(323KB)) (募集要項は正として英文、参考に和文を付しています)
日本側研究者は、府省共通研究開発管理システムから申請します。本システムを初めて利用する場合、所定の手続きが必要です。
本システムへは、http://www.e-rad.go.jp/index.html よりアクセス出来ます。
申請の際、WEB上に必要情報を登録するとともに、WEB上から申請書類(Word形式(136KB))をダウンロードし、記入して下さい。
独立行政法人 科学技術振興機構 国際部 事業実施担当 田中、愛宕
TEL:03-5214-7375 FAX:03-5214-7379
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