戦略的環境リーダー育成拠点形成

「長期戦略指針〜イノベーション25〜」に掲げる「世界に開かれた大学づくり」と「世界の環境リーダーの育成」の一環として、また、「科学技術外交の強化に向けて」に掲げる「世界の環境リーダーの育成」を推進するため、途上国における環境問題の解決に向けたリーダーシップを発揮する人材(環境リーダー)を育成する拠点を形成。

対象機関
大学・大学共同利用機関
実施期間
原則5年間(3年目に中間評価)
支援規模
原則として年間7,000万円を上限
採択プロジェクト数
17平成22年度 : 5平成21年度 : 7平成20年度 : 5

実施概要図

【国際リーダー育成システムの構築】
機関の長によるトップダウン・戦略的な運営体制の下、グローバルな視点を涵養する国際的に開かれた人材育成環境を構築し、国際的な課題解決に貢献できる人材を育成する効果的なシステムをつくりあげる。
【環境リーダー育成プログラムの実施】
国際リーダー育成システムの下で、修士・博士課程相当のアジア諸国等からの留学生と我が国の学生が共に学びつつ、我が国の環境技術・政策等を習得し、修了後は優れた「環境リーダー」として活躍できる人材等を育成。基本コース(1年間)及び長期コース (2〜3年間)を設置する。
【プログラムの主な内容】
・アジア地域等の環境問題の解決等に必要な環境政策や技術を体系的に修得。
・講義等のみではなく、企業等へのインターンシップや研究開発への参画等、実践的な内容を包含。
・環境リーダーに必要な能力を身につけるために必要な幅広い学識を習得。
・国の支援施策の活用等、留学生を支援する十分な財源を措置。
・育成された環境リーダーとの関係を維持・発展。

【参考情報】関連性のある事業のリンク

  博士課程教育リーディングプログラム (日本学術振興会(JSPS)へのHPへリンク)

  スーパーグローバル大学創成支援 (日本学術振興会(JSPS)へのHPへリンク)

【参考情報】戦略的環境リーダー育成拠点形成プログラム評価用資料

  プログラム評価用資料(pdf)

平成22年度採択プロジェクト (実施期間:平成22年度~平成26年度)

プロジェクト 機関 概 要
東アジア環境ストラテジスト育成プログラム 国立大学法人九州大学 アジアの途上国で深刻化する環境問題へ効果的に対処するため、環境問題に戦略的かつ実践的に対応できる「環境ストラテジスト」の人材育成をする。環境分野の全学研究組織である東アジア環境研究機構が主体となり、全学一体となって、東アジア環境問題の体系的な共通科目と専門科目の履修、東アジアでの現地研修、実践演習、研究指導からなる育成拠点を形成する。
生態系保全と人間の共生・共存社会の高度化設計に関する環境リーダー育成 国立大学法人静岡大学 沿岸と陸域の生態系を保全再生し、生態系維持・管理と人間との共存・共生可能な社会実現の総合的な設計・提案ができる環境リーダーを育成する。長期コース(創造科学技術大学院博士課程)と海外短期コース(現地の大学院生及び大学・行政機関の職員を対象)から成る拠点を形成する。自然・社会の環境関連の科目、環境NGOや国・公共団体と連携したフィールド演習等を行う。
未来社会創造型環境イノベータの育成 慶應義塾大学 実学の精神に基づいて、気候変動リスクに対する緩和・適応の様々な対策をいっそう組織的かつ持続的に教育・研究をするために、低炭素でかつ地球気候変動に適応できる人材育成拠点を形成する。日本人学生と外国人留学生が共に学び、アジアと世界における日本の環境外交、科学技術外交に活躍できる国際リーダーを育成する。
地下水環境リーダー育成国際共同教育拠点 国立大学法人熊本大学 「日本一の地下水都市」である熊本市は,涵養から流出までの地下水流動全体を踏まえた先進的地下水管理に着手している。社会と地下水の量・質両面の共生を図ることのできる国際的人材を育成する。大学院自然科学研究科を中心に国際共同教育拠点を設置し,アジア・アフリカ博士後期課程の留学生を受入れ、地下水の理学と工学,地下水の法的管理と共生学に関する最先端の講義・実習実験を行う。
国際エネルギー・資源戦略を立案する環境リーダー育成拠点 国立大学法人東北大学 国際的なエネルギー・資源政策や企業の国際戦略を、鳥瞰的な視座から立案できる国際環境リーダーを育成する。アジア・アフリカ地域からの学生及び地域の行政官を選抜し、長期コース(修士課程、博士課程)及び基本コースからなる育成拠点を設置する。高度なエネルギー・資源・水分野の知識や、鳥瞰的視座で環境問題を理解し、政策立案や企業戦略を立案するスキルを実践型カリキュラムにより習得する。

平成21年度採択プロジェクト (実施期間:平成21年度~平成25年度)

プロジェクト 機関 概 要
環境ディプロマティックリーダーの育成拠点 国立大学法人筑波大学 本学の既存プログラム、筑波研究学園都市の諸機関、海外拠点・協定機関との連携により、専門知識と実務・交渉能力を有する人材育拠点を形成する。アジア・アフリカ地域をフィールドとし、水資源、生物多様性・バイオ資源、環境保健衛生等の技術・政策に精通するとともに、国際交渉、政策立案能力等を有し、環境問題を実際に解決できる人材を育成する。
地域からESDを推進する女性環境リーダー 神戸女学院大学 アジア・アフリカ諸国の女子大学院生を対象に、環境リーダー養成コース(1年間)を設置する。インターネットビデオ会議システムを活用したアジア連携大学教員によるライブ講義、本学教員による学際的リレー講義を実施し、地域でESDを進める NPO法人でのインターンシップを柱とする教育により、企業の広報部門、市の行政官、NPO 法人スタッフとして、地域からESDを推進できる人材を育成する。
岐阜大学流域水環境リーダー育成拠点形成 国立大学法人岐阜大学 発展途上国が直面する水質・水資源・農業灌漑用水などの極めて深刻な流域水環境分野の問題を、多角的な視野から的確に分析し、戦略的な解決策と発生防止策を設計・施行する、国際的に活躍できる環境リーダーを育成する。流域圏科学研究センターと関連する研究科を、有機的につなぐ組織・分野横断型の流域水環境リーダー育成拠点を構築する。
持続社会構築環境リーダー・マイスター育成 国立大学法人北海道大学 大学院共通教育システムと大学間地域連携プログラムを融合し、海外サテライトを活用したアジア・アフリカの持続社会を構築する人材育成拠点を形成する。環境リーダー育成は国内拠点で実施し、俯瞰的視野の醸成と知識習得を図る。環境マイスター(国際リーダー)育成は、海外サテライトで地域社会と連携し実際に地域政策の立案に参画することで実践力を養う。
リスク共生型環境再生リーダー育成 国立大学法人横浜国立大学 アジア・アフリカ地域における生態リスクと環境被害の拡大に対応するために、リスク共生に力点をおく環境情報学府の学問体系と他の関連するプログラムを有機的に連携させた人材育成拠点を形成する。海外連携大学との「双方向ハイビジョン遠隔講義システム」を採用し、学内外で蓄積した環境再生とリスク共生型の研究・教育手法により、高い実効力・実践力を有する環境リーダーを育成する。
現場立脚型環境リーダー育成拠点形成 国立大学法人東京農工大学 アジア・アフリカの環境問題解決に必要なデータ・情報を現場から取得し、環境修復や低環境負荷産業の導入等の環境政策を俯瞰的な視点から提言できる環境リーダーを育成する。環境リーダー育成拠点を設置し、海外フィールド実習、環境計測評価実習、国内外インターンシップ、多様な環境問題に対応した自然科学系講義群、社会科学系講義群を提供する。
戦略的水・資源循環リーダー育成 公立大学法人北九州市立大学 国連ミレニアム開発目標でも緊急性の高い水資源・水環境と資源循環の問題について原因、人間の健康・社会等諸方面への影響、対策の一連の要素を俯瞰的に捉え、行動する環境リーダーを育成する。思考基盤として理工学、環境管理学の専門知識と公衆衛生学、社会科学を統合し、「環境モデル都市」北九州市の行政・企業が行う環境国際協力の場を活用する育成拠点を形成する。

平成20年度採択プロジェクト (実施期間:平成20年度~平成24年度)

プロジェクト 機関 概 要
低炭素社会を設計する国際環境リーダー育成 国立大学法人広島大学 途上国の複合的な環境問題解決に直接・間接的に貢献、戦略的解決策を設計する人材を育成する。国際環境教育プログラムと修了生継続教育プログラムを遂行することにより、国際環境協力分野のこれまでの成果を統合・発展させ、低炭素社会の実現に向けた国際環境リーダーの持続的育成と国や専門分野を横断したグローバル人材ネットワークの中心となる拠点の形成を行う。
環境マネジメント人材育成国際拠点 国立大学法人京都大学 高度な環境技術や環境に関する文理両領域の科目とインターン研修等の履修による教育・研究を通じて、国内外の環境問題の解決に取り組む世界的な拠点を形成する。複雑で多岐にわたる地球的および地域的環境問題の解決のため、アジア地域が直面する環境問題の解決と脱温暖化、資源循環型社会の構築に貢献できる環境リーダーを育成する。
名古屋大学国際環境人材育成拠点形成 国立大学法人名古屋大学 ①地球温暖化対策、②水・廃棄物対策、③生物多様性保全の3分野を対象に国際環境人材育成拠点を形成する。アジア・アフリカ諸国の留学生及び日本人学生を受け入れ、関連する研究科や産業界の協力により、国際的視野立って総合的に問題を把握・分析し、問題解決のための具体的な方法を提案できる環境人材を育成する。
デュアル対応国際環境リーダー育成 早稲田大学 グローバル化する環境問題(特にものづくりや資源・エネルギー循環に関わる技術面、制度面や地域での対応の課題)と企業活動の課題を国際的な産学官の連携で解決に導くことができる環境リーダーを育成する。対象とする国との間で、語学・文化においても、技術面・制度面からもデュアルに対応可能な人材育成拠点を形成する。
共鳴型アジア環境リーダー育成網の展開 国立大学法人東京大学 新領域創成科学研究科の「サステイナビリティ学教育プログラム」および工学系研究科の「都市工学留学生特別プログラム」を中心として、大学の全面的な支援のもとに、人材育成拠点を形成する。既存のプログラムの実績を最大限に生かしつつ、まったく新しい教育システムにより、アジアの主要な環境問題の現場をつなぐ共鳴型環境リーダーを育成する。

※総括責任者は機関の長です。