途上国におけるイノベーションを促進する国際協力の戦略的推進

我が国とアフリカ諸国の研究機関・大学間で、国際共同研究から人材育成・国際標準化も含めたイノベーションに資する継続的な拠点協力を行う。この科学技術イノベーション協力を支援することにより、グリーン・イノベーション及びライフ・イノベーションを中心とする我が国の技術の国際展開を、諸外国機関と共に推進する。国際協力の実施に際して、海外の優れた研究機関・研究者との間で、研究ネットワークを構築し、相互扶助的な連携関係を強化することにより、「地球規模問題に関する開発途上国との協調及び協力の推進」を実施する。

対象機関
大学、大学共同利用機関、国公立試験研究機関、独立行政法人、民間法人及び民間企業等国内の法人格を有する機関
実施期間
開始年度にフィジビリティ・スタディ(FS)を行い、実現可能性が認められたプロジェクトについては、協力実施フェーズに移行し、原則5年以内の協力を行う。
支援規模
協力実施フェーズにおいては年間5,000万円を上限
採択プロジェクト数
3平成23年度

実施概要図

平成23年度採択プロジェクト (実施期間:平成23年度~平成28年度)

途上国におけるライフ・イノベーションを促進する国際協力の戦略的推進

※途上国におけるライフ・イノベーションを促進する国際協力の戦略的推進は平成27年度より日本医療研究開発機構(AMED)に移管

プロジェクト 機関 研究代表者 概 要
貧困層を中心とする複数感染症の一括・同時診断技術開発のアフリカ拠点整備とその技術を用いた多種感染症の広域監視網と統合的感染症対策基盤の構築 国立大学法人長崎大学 調 漸 「貧困層を中心とする顧みられない熱帯病(NTD)を含めた複数感染症の一括同時診断技術の分子生物学的研究・開発拠点のアフリカにおける整備」とその技術を応用した「多種感染症の広域かつ網羅的監視網の整備と感染症対策との統合による社会システムの革新」を目指す。
ウガンダにおけるマラリアワクチンの臨床研究拠点形成 国立大学法人大阪大学 堀井 俊宏 BK-SE36マラリアワクチンの高次の臨床試験を実施するとともに、総合的なマラリア対策に必要とされる臨床基礎研究を継続的に実施できる拠点を形成する。さらに、拠点地域特有の各種感染症対策に資するため、グル大学の研究者や医療従事者の教育訓練を行い、「地域保健医療研究所」の設立を目指す。

途上国におけるグリーン・イノベーションを促進する国際協力の戦略的推進

プロジェクト 機関 研究代表者 概 要
乾燥地域における灌漑再利用のための革新的下水処理技術開発の国際研究拠点形成 国立大学法人東北大学 原田 秀樹 乾燥地の途上国の人々の健康に重大な脅威を与えている劣悪な水環境汚染の修復と汚水灌漑におけるリスク低減のために、途上国自体の国情や社会経済的条件に合致した適用可能な下水処理技術を創成するための国際研究拠点を現地一体型の新たな枠組の国際共同研究体制の下、形成する。

※総括責任者は機関の長です。