安全・安心な社会のための犯罪・テロ対策技術等を実用化するプログラム

犯罪・テロ対策技術等の構築に資する科学技術について、関係府省の連携体制の下、ユーザーとなる公的機関のニーズに基づいた研究開発を実施し、実用化につなげる。

対象機関
大学又は大学共同利用機関、国立試験研究機関、独立行政法人、民間機関(企業等)等の国内の機関を対象とする(法人格を有する者に限る)。
実施期間
原則5年間。(3年目に再審査を行い、達成目標の達成の見込み、実証試験の見通し等について審査し、継続して実施するプロジェクトを選定する。)
支援規模
平成22年度採択 数千万円~1億円
平成23年度採択 初年度:4,500万円 2年目以降:1億円
採択プロジェクト数
11平成23年度 : 2平成22年度 : 9

実施概要図

平成23年度採択プロジェクト (実施期間:平成23年度~平成27年度)

プロジェクト 責任機関 研究代表者 概 要
捜査支援スペクトルイメージング装置の開発 早稲田大学 宗田 孝之 光スペクトル計測技術を多角的に組み合わせ、非破壊・非接触に潜在的な「指掌紋等のヒト由来成分」を漏れなく顕在化して同定検出でき、可搬性に優れたスペクトルイメージング装置を実用化する。
可搬型生物剤・化学剤検知用バイオセンサの開発 国立大学法人大阪大学 民谷 栄一 生物剤・化学剤を用いたテロ事案発生時に、ファーストレスポンダーが迅速に現場へ駆けつけ適確な判断が出来る様、隊員が携帯できる小型軽量なシステムに、生物剤及び化学剤をそれぞれ検知可能なバイオセンサシステムを開発する。

平成22年度採択プロジェクト (実施期間:平成22年度~平成26年度)

プロジェクト 責任機関 研究代表者 概 要
人物映像解析による犯罪捜査支援システム 国立大学法人大阪大学 八木 康史 犯罪捜査における様々な場面に対応した人物映像解析による捜査支援システムの実現に向けた研究開発を行う。
自動サンプリング式トレース検出システム 株式会社日立製作所 坂入 実 空港等のセキュリティ向上を目指し、検査員による作業を伴わずに爆発物探知を行う自動サンプリング式のトレース検出システムを開発し、既存の機器に内蔵もしくは設置スペースの増加を伴わない範囲で併設することにより、社会への実装を行う。
薬物検知用オンサイト質量分析計の開発 科学警察研究所 井上 博之 薬物捜査の現場において利用可能なオンサイト薬物検知装置を開発する。分析機器に関する専門知識がなくても操作でき、タンデム方式の質量分析技術を採用することにより、違法薬物の高精度な判定を可能とする。
ミリ波パッシブイメージング装置の開発と実用化 国立大学法人東北大学 陳 強 空港等の高度の保安対策を要する拠点における、テロ・破壊工作等を未然に防ぐための、危険物検知システムとして、ミリ波パッシブイメージング装置の小型化、軽量化、高画質化を図るとともに、空港保安検査場等の設置余地を考慮し、既設装置との併設あるいは一体化が可能な装置を開発する。
化学剤の網羅的迅速検知システムの開発 科学警察研究所 瀬戸 康雄 イオン化機構とドーパント効果を改良したイオンモビリティースペクトロメトリー(IMS)装置を設計・試作し、化学剤の網羅的迅速検知システムを開発する。
ガンマ線による核物質非破壊検知システム 国立大学法人京都大学 大垣 英明 港湾等に設置して核物質の密輸入を防ぐため、中性子による事前探査及び、逆コンプトンガンマ線の核共鳴蛍光散乱を用いて、意図的に遮蔽された核物質を探知する装置を開発する。
環境適応型で実用的な人物照合システム オムロンソーシアルソリューションズ株式会社 労 世紅 さまざまな環境で撮影された人物の画像や映像をキーとして、顔画像データベースや複数の監視カメラから自動的に生成され常に更新される人物画像データベースを高速に検索する人物画像検索システムを構築する。
中赤外電子波長可変レーザーによる遠隔検知 独立行政法人理化学研究所 和田 智之 中赤外線領域においてコンピューターによる広帯域で電子波長制御可能な世界初の波長可変レーザーを構築し、このレーザーを利用した遠隔検知システムを開発する。
陽圧式化学防護服の軽量化等 株式会社重松製作所 稻井 巡 陽圧式化学防護服の軽量化、作業可能時間の延長及び狭隘な場所での作業性の向上を目的として研究開発を行う。