イノベーションシステム整備事業

先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム

Creation of Innovation Centers for
Advanced Interdisciplinary Research Areas Program

研究開発

大学等と企業が、計画段階から対等の立場で連携し、将来的に我が国の経済・産業の国際競争力の強化に
寄与するような成果をもたらすことを明確に意識した研究開発を実施する。

平成19年度採択
 国立大学法人 大阪大学 『フォトニクス先端融合研究拠点』
http://www.parcjp.org/

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エコ・エネルギー:可搬型有機太陽電池&高感性LED

堅牢で安定性に実績のある塗布成膜可能な有機半導体で、安価、長寿命、軽量、高効率有機薄膜太陽電池を実現する。量子ドット蛍光体ナノ材料の開発による省エネルギーで環境と人に優しいLED照明技術の開発および模造品防止技術に応用し、安心安全の向上に貢献する。
社会的価値:可搬・危機対応型、自立・分散エネルギーを実用化し、エネルギーでイノベーションを起こす。高感性LED照明で100%置き換えを早期に実現し、セキュリティ応用で安心安全を確保する。
経済的価値:高信頼性・高付加価値の可搬型太陽電池市場を確保する。高感性・高品質LEDで国際競争力を確保し、模造品防止技術応用により高品質商品価値を守る。
予想市場規模/予想達成時期:有機太陽電池 128億円/2020年、LED照明等 5.5兆円/2020年
これまでの成果:有機薄膜太陽電池では、変換効率7%を達成し大面積化を目指している。塗布型低分子(フタロシアニン)太陽電池では、世界最高位のキャリア易動度とエネルギー変換効率3%を超える素子の開発に成功した。本拠点で開発した無毒性・高蛍光量子収率を有する半導体量子ドットのLEDおよびセキュリティ分野への応用研究を推進した。
協働機関:㈱三菱化学科学技術研究センター、 IDEC㈱







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省エネ次世代大容量光ストレージ&次世代精密評価・加工用結晶材料

金属先端でプラズモンによる二桁以上の光増強を利用した光アシスト磁気記録・再生技術とそれに用いる薄膜材料を開発する。次世代半導体製造評価・電子機器精密加工に必要な高出力紫外レーザー光用結晶製造法を開発する。
社会的価値:IT機器の大幅な省エネルギー化を実現する高密度記録分野における国際的イニシアチブを確保する。次世代半導体製造評価、および次世代電子機器精密加工をリードする。
経済的価値: 高密度記録技術の獲得により国際競争力を確保する。次世代半導体製造評価機器・精密電子機器製造装置の世界シェアを確保する。
予想市場規模/予想達成時期:大容量光ストレージ 26兆円/2020年、次世代精密評価・加工装置 2.7兆円/2020年
これまでの成果:未来の磁気ストレージシステムで必須となる光アシスト記録のための磁気ヘッド材料として、光を透過する軟磁性体であるMnZnフェライトの磁化反転機構の解析と薄膜製造技術を開発した。実用製品レベルの高品質高出力紫外レーザー光用結晶の育成に成功し、大型化を進めている。
協働機関:シャープ㈱







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健康・先端医療機器:バイオセンサ、生体イメージング機器&ナノ分光顕微鏡

一人一人の健康を管理するための多機能有機フィルムバイオセンサー、次世代の光診断技術のキーとなる酵素活性検出近赤外蛍光新プローブ(試薬)と生きたままの状態で生理現象を顕微観察するレーザー顕微鏡および光を用いてDNAが見えるナノメーターの顕微鏡を実現する。
社会的価値:ポイントオブケア、早期診断および先端医学・生物学研究機器革新により健康・長寿社会を実現する。
経済的価値:健康・先端医療機器分野で国際的にリードし装置・製品の国際競争力を確保する。
予想市場規模/予想達成時期:2.31兆円/2020年
これまでの成果:多機能有機フィルムバイオセンサーで高血圧、アルツハイマー、糖尿病の生活習慣病マーカーの検出基礎実験を行い、製品化に向けた開発を行った。生理現象観察レーザー顕微鏡の空間分解能と微細な構造の像コントラストを向上し、光ナノメーター顕微鏡を製品化する技術を確立し特許を獲得した。先端増強ラマン散乱顕微鏡を製品化した。また、プラズマフォトニクスの応用研究として、飛躍的に感度を向上させたガスクロマトグラフを開発し世界各国で発売開始した。
協働機関:日東電工㈱、 ㈱島津製作所