平成27年度採択開発課題(先端機器開発タイプ):4件
【最先端研究基盤領域】
マイクロ秒分解能・液体界面現象モニターの開発 |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 酒井 啓司
- 東京大学
- 生産技術研究所
- 教授
- ●サブリーダー/所属・役職
- 里見 秀人
- 京都電子工業株式会社
- 技術開発本部 新規事業開発部 マーケティング室
- 室長
- ●参画機関
- 日本ペイントホールディングス株式会社
- 株式会社リコー
- ●開発概要
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微小液滴を射出し、非接触誘電プローブによりその力学応答を測定することで、時々刻々に変化する液体の表面エネルギーをマイクロ秒の分解能で計測する表面・界面エネルギーモニターを開発する。さらに複数のノズルにより射出される異なる種類の液体の微小球が衝突融合することにより開始されるさまざまな反応現象を、マイクロ〜サブミリ秒までの時間領域で光学測定により追跡する機能を付加する。本装置により、近年用途が拡大しているインクジェットなどの微小液体の動態と反応に関する詳細な情報が得られ、関連分野の研究開発の促進が期待できる。
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プラズモンセンサを用いた埋もれた界面計測システムの実用化開発 |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 本間 敬之
- 早稲田大学
- 理工学術院
- 教授
- ●サブリーダー/所属・役職
- 河村 賢一
- 株式会社東京インスツルメンツ
- 商品開発室
- 室長
- ●参画機関
- 株式会社協同インターナショナル
- ●開発概要
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材料・デバイスの最表面から界面までの分子構造や化学反応を非破壊で高精度、その場計測する装置について、実用化を目指して用途に応じたプロトタイプ機の開発を行う。本開発では、3D 高分解能・高速測定および2ミリ秒 以下の高速動的測定対応を目標とする。また上記性能を実現する感度1 万倍以上の高感度表面増強ラマンセンサについても開発を行う。本装置は固液界面反応やナノトライボロジー等の関わるエネルギーデバイスやストレージデバイス、さらに機械システムなど広範な産業分野への応用が期待される。
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超高感度スピン相関高分解能NMR装置の開発※ ※NMR共用プラットフォーム連携型課題 |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 藤原 敏道
- 大阪大学
- 蛋白質研究所
- 教授
- ●サブリーダー/所属・役職
- 中村 新治
- 株式会社JEOL RESONANCE
- 技術部 開発グループ
- 主事
- ●参画機関
- 福井大学
- ●開発概要
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高分解能NMR(核磁気共鳴)法は分子の構造解析方法として極めて重要であるが、感度が低いという弱点が存在する。近年、NMR法の感度を向上させる技術のひとつとして、DNP(動的核偏極)法が注目されており、本開発チームはこれまでに世界最高性能のDNP-NMR法の開発に成功している。本課題では、極低温検出法と極低温高磁場でラジオ波とサブミリ波の多重パルス照射により、感度がさらに100 倍以上向上した装置を開発する。そして、細胞内生体分子や材料界面の原子分解能構造解析を行えることを実証し、将来的なプラットフォームへの導入と活用を目指す。
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汎用・普及型超解像顕微鏡の開発 |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 池滝 慶記
- オリンパス株式会社
- 技術開発統括本部
- 主任研究員
- ●サブリーダー/所属・役職
- 熊谷 寛
- 北里大学
- 医療衛生学部
- 教授
- ●参画機関
- NTTアドバンステクノロジ株式会社
- 筑波大学
- ●開発概要
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近年、超解像顕微鏡法はライフサイエンス分野における基盤計測技術として注目されているが、その装置は複雑かつ高精度の光学システムを必要とし、保守管理が難しく、普及性に乏しい高価格商品となっていた。そこで本課題では、超解像顕微鏡法の普及を目指し、既存のレーザー顕微鏡に装着するだけで超解像を実現できる位相板の開発を中心に、多くのユーザーが簡便に利用でき、なおかつ、ニーズに合致した汎用・普及型の超解像顕微鏡を開発する。
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