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終了開発課題 【重点開発領域「ライフイノベーション領域】要素技術タイプ:6件

【ライフイノベーション領域】
KTN光偏向器を用いたEnface-OCTシステムの開発
(平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成27年3月)
※平成27年4月に日本医療研究開発機構(AMED)に移管されました。
●チームリーダー/所属・役職
近江 雅人
大阪大学
大学院 医学系研究科保健学専攻
教授
●サブリーダー/所属・役職
小林 潤也
日本電信電話(株)
NTT フォトニクス研究所
主幹研究員 グループリーダー
●参画機関
東京医科歯科大学
●開発概要
タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTN) 光偏向器による新たな高速Enface-OCT 装置を試作し、発汗異常症診断への有用性を明らかにすることを目指す。本装置はタイムドメインOCT 方式であり、従来法と比較して100倍以上の飛躍的な速度向上が可能なため、Swept source-OCT に匹敵するイメージ取得速度が期待できる。さらに、OCT 立体イメージを高速に取得し、これまでOCT の古典的な方式となっているTD-OCT のブレークスルー技術の確立を目指す。

紙基板インクジェットプリントヘルスケアチップ(PADs)の開発
(平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成27年3月)
※平成27年4月に日本医療研究開発機構(AMED)に移管されました。
●チームリーダー/所属・役職
チッテリオ ダニエル
慶應義塾大学
理工学部応用科学科
准教授
●サブリーダー/所属・役職
山崎 浩樹
(株)テクノメディカ
方式開発部
部長代理
●参画機関
●開発概要
グローバルユースの安価なヘルスケア用の紙基板流路デバイス(PADs)の開発により、精密機器や臨床検査室を必要とする現行の医療検査に比べて、簡便・迅速・低コストでの診断が可能となる。PADsは、世界人口の80%にのぼる発展途上国での健診に使用可能であり、また先進国における健康維持のための在宅スクリーニング検査にも寄与することから、世界的な医療費の削減とライフイノベーションへの貢献が期待される。

普及型・高精細PET/MRI一体型装置の開発
(平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成27年3月)
※平成27年4月に日本医療研究開発機構(AMED)に移管されました。
●チームリーダー/所属・役職
山谷 泰賀
(独)放射線医学総合研究所
分子イメージング研究センター
チームリーダー
●サブリーダー/所属・役職
清水 啓司
浜松ホトニクス(株)
開発本部 PET 開発グループ
グループ長代理
●参画機関
横浜市立大学
千葉大学
東京大学
●開発概要
ここ数年欧米で開発が進むPET/MRI 一体型装置は、被ばく低減や高い診断能の点で有利であるが、高額な装置コストが普及の妨げとなっている。本開発では、PET によるアルツハイマー病の発症前診断の普及を見据え、高性能かつ普及型の新しいPET/MRI の開発を目指す。具体的には、独自のPET 検出器であるDOI 検出器を応用し、既存のMRI 装置にもアドオンできるPET一体型MRI用RF コイルの開発を行う。

乳がん検査用複素誘電率分布計測技術
(平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成27年3月)
※平成27年4月に日本医療研究開発機構(AMED)に移管されました。
●チームリーダー/所属・役職
吉川 公麿
広島大学
ナノデバイス・バイオ融合科学研究所
教授
●サブリーダー/所属・役職
染井 潤一
シャープ(株)
電子デバイス事業本部
NB推進センター
副所長兼第2開発部長
●参画機関
●開発概要
腫瘍と正常組織では誘電率および導電率が異なることに着目し、電磁波が誘電率の異なる界面で反射する時間領域反射率計測の原理を利用することで、小型で携帯可能な非侵襲の乳がんスクリーニング装置の開発を行う。本装置の開発により、女性が定期的にセルフチェックすることが可能となり、乳がんの早期発見に貢献することが期待される。

超早期診断に向けた超高感度デジタルELISA検査システムの開発
(平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成27年3月)
※平成27年4月に日本医療研究開発機構(AMED)に移管されました。
●チームリーダー/所属・役職
吉村 徹
アボットジャパン(株)
診断薬・機器事業部 総合研究所
所長
●サブリーダー/所属・役職
野地 博行
東京大学
工学系研究科 応用化学専攻
教授
●参画機関
日本赤十字社 武蔵野赤十字病院
●開発概要
1分子単位で標的抗原分子を検出できるデジタルELISA 法と、全自動免疫測定システムを組み合わせることで、超高感度かつハイスループットな自動デジタルELISA 検査システムの開発を行う。これにより、現在の診断で用いられている一般的な免疫測定法に比べ、約1万倍以上の感度向上が可能となる。本検査システムの開発によって、疾病・感染症の超早期診断や医療費負担軽減の実現が期待される。

生体防御系を利用した疾患診断の基盤技術開発
(平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成27年3月)
※平成27年4月に日本医療研究開発機構(AMED)に移管されました。
●チームリーダー/所属・役職
五島 直樹
(独)産業技術総合研究所
創薬分子プロファイリング研究センター
チーム長
●サブリーダー/所属・役職
尾澤 哲
(株)セルフリーサイエンス
代表取締役社長
●参画機関
北里大学
千葉大学
国立遺伝学研究所
(株)ダイナコム
●開発概要
独自のプロテインアレイ技術をベースとし、低コストかつ網羅的に自己抗体測定を可能とするプロテインアレイシステムの開発を行い、生体防御系としての抗体を利用した総合的疾患診断システムの構築を行う。また、本システムを使用して、今後の自己抗体による診断システムの基礎となる健常人の自己抗体データおよびHLA データを取得し、疾患と自己抗体の関連解析を行うための基盤データを構築する。本システムと基盤データをもとに総合的診断、早期診断、免疫治療の評価が可能になると期待される。


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