終了開発課題 【重点開発領域「グリーンイノベーション領域】機器開発タイプ:5件
【グリーンイノベーション領域】
太陽電池伝導キャリア分光システムの開発 (平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成29年3月) |
●チームリーダー/所属・役職
- 宇治原 徹
- 名古屋大学
- 大学院工学研究科
- 教授
- ●サブリーダー/所属・役職
- 竹内 幸雄
- (株)VIC インターナショナル
- 代表取締役
- ●参画機関
- MBS ジャパン(株)
- ●開発概要
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従来の太陽電池開発では、光によって励起されたキャリアを如何に効率よく取り出すかが重要であったが、超高効率化が期待されている第三世代太陽電池においては、どのようなバンド構造においてどのようなエネルギーを持つキャリアを取り出すかを綿密に制御する必要がある。本開発では、太陽電池中の伝導帯バンド構造およびキャリアエネルギーを直接測定できる唯一の評価法として、伝導キャリアエネルギー分光システムを早期に開発する。これにより、超高効率太陽電池開発が加速される。
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蓄電池固体内反応局所領域の非破壊分析装置と手法の開発 (平成24年度採択/開発実施期間:平成24年10月〜平成29年3月) |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 櫻井 吉晴
- 公益財団法人高輝度光科学研究センター
- 利用研究促進部門
- 副主席研究員
- ●サブリーダー/所属・役職
- 長峰 勝
- (株)長峰製作所
- 相談役
- ●参画機関
- 群馬大学
- 京都大学
- トヨタ自動車(株)
- ●開発概要
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高い物質透過能を有する100 keV 以上の放射光・高エネルギーX線のマイクロビームを用いて、蓄電池固体内局所領域の物質挙動を非破壊に観察し、蓄電池内部の反応分布を経時的に可視化する統合計測システムを開発します。また、本装置の利用が期待される大型Liイオン2次電池の研究開発現場での実証試験を行います。
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太陽電池評価のための3D顕微メスバウア分光装置の開発 (平成24年度採択/開発実施期間:平成24年10月〜平成29年3月) |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 吉田 豊
- 静岡理工科大学理工学部
- 教授
- ●サブリーダー/所属・役職
- 原田 芳仁
- (株)アプコ
- 代表取締役社長
- ●参画機関
- ‐
- ●開発概要
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多結晶シリコン太陽電池に製造過程で混入する微量鉄不純物は、キャリア捕捉中心として発電効率を大きく低下させる大きな要因になっています。本開発は、γ線集光技術と電子計測マッピング技術をもとに、3次元顕微メスバウア分光装置を開発し、多結晶シリコン太陽電池に含有する鉄不純物を制御するための原子スケールの目を与え、発電効率向上に寄与することを目指します。本装置により、発電中の多結晶シリコン太陽電池の鉄顕微観察が可能になり、結晶粒毎に粒界や転位などの格子欠陥と鉄不純物との相関を明らかにし、表面から深さ関数で鉄不純物の非破壊評価が可能になると期待されます。
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局所的太陽電池評価用光起電力顕微鏡の開発 (平成25年度採択/開発実施期間:平成25年10月〜平成28年3月) |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 伊藤 貴司
- 岐阜大学工学部
- 准教授
- ●サブリーダー/所属・役職
- 村田 好行
- (株)島津製作所
- 産学官・プロジェクト推進室技術開発
- グループ
- グループ長
- ●参画機関
- −
- ●開発概要
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使用が容易で迅速な評価が可能な、各種太陽電池の局所的な接合特性(界面特性)や光起電力特性の評価を可能とする評価装置「光起電力顕微鏡」を開発します。また、分光感度特性の局所的評価を可能とする技術開発を行い、その機能向上を図ります。本課題により、上記の評価装置が太陽電池開発に携わるユーザーに利用され、高効率化を阻む要因が明らかになることで、高効率太陽電池の実現に貢献することが期待されます。
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【調査研究】
燃料電池用触媒表面のナノ反応解析装置の開発のための調査研究 (平成24年度採択/開発実施期間:平成24年10月〜平成25年3月) |
- ●チームリーダー/所属・役職
- 二又 政之
- 埼玉大学大学院理工学研究科
- 教授
- ●サブリーダー/所属・役職
- 片倉 大輔
- 日本カンタム・デザイン(株)
- 先端技術部 アナリティカル&メジャ
- メントGr.
- セールスマネージャー
- ●参画機関
- −
- ●開発概要
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作動中の触媒表面をナノスケールで形状観察しながら、同時に反応種を超高感度でラマンイメージングにより状態分析する「燃料電池用触媒表面のナノ反応解析装置」の開発のための調査研究を実施します。本装置により、触媒金属表面の局所反応を―例えば複合金属触媒の異種金属ドメイン内部および境界の反応性の違いを―その場でかつナノスケールで解析可能となり、新規触媒設計の指針を得ることが期待されます。
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