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ヒトの皮膚細胞から軟骨細胞様細胞へ直接変換することに成功

ヒトの皮膚細胞から軟骨細胞様細胞へ直接変換することに成功

戦略的創造研究推進事業 CREST

プレスリリース 2013.10.17

妻木範行教授(京都大学)らは、3つの因子を用いてヒトの皮膚線維芽細胞からiPS細胞を経ずに軟骨細胞様細胞へと直接変換すること(ダイレクト・リプログラミング)に世界で初めて成功しました。今後、腫瘍形成の問題など克服すべき課題はありますが、軟骨に関連する疾患の病態解明や再生能力の低い軟骨の損傷を治療するための高品質な軟骨細胞の供給につながることが期待されます。

最軽量、最薄の柔らかい有機トランジスター

最軽量、最薄の柔らかい有機トランジスター

戦略的創造研究推進事業 ERATO

プレスリリース 2013.07.25

染谷隆夫教授(東京大学)らは、羽よりも軽い世界最軽量、最薄の柔らかい有機トランジスターの開発に成功しました。この超薄型のトランジスターは、驚くほど丈夫です。折り曲げても、生理食塩水に浸しても、さらには2倍以上伸縮させても、電気的性能を維持し、機械的にも壊れません。このような柔らかくて超軽量化・超薄型化のセンサーを用いることで、今後、装着感のない(人間が違和感を持つことの少ない)ヘルスケアセンサーシステム、医療電子機器用のセンサー、衝撃に強いスポーツ用のセンサーなどへの応用が期待されます。

世界初!超伝導ケーブルによる電車の走行試験に成功

世界初!超伝導ケーブルによる電車の走行試験に成功

研究成果展開事業 S−イノベ

2013.07.24

公益財団法人鉄道総合技術研究所は、これまで鉄道用超伝導ケーブルの研究開発を進めてきましたが、このたび世界で初めて超伝導ケーブルによる電車の走行試験に成功しました。今後、走行試験を重ねて信頼性を向上させ、その分析結果からケーブル構造の最適化を行うとともに、さらに長尺の鉄道用超伝導ケーブルを用いた試験により、鉄道路線での使用に適した超伝導ケーブルシステムの完成を目指していきます。

iPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト肝臓組織を創り出すことに成功

iPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト肝臓組織を創り出すことに成功

研究成果展開事業 S−イノベ

プレスリリース 2013.07.04

谷口英樹教授と武部貴則助手 (ともに横浜市立大学)らは、世界で初めてヒトiPS細胞から血管構造を持つ機能的なヒト肝臓組織を創り出すことに成功しました。本技術は、将来の臓器移植の代替治療として多くの患者を救済する画期的な再生医療技術となるのみならず、創出された臓器を対象とした新たな医薬品開発の研究を飛躍的に加速することが期待されます。

マイクロメートルオーダーで世界発のシリコンレーザーを開発

マイクロメートルオーダーで世界発のシリコンレーザーを開発

戦略的創造研究推進事業 さきがけ

プレスリリース 2013.06.27

橋和テニュアトラック講師(大阪府立大学)、野田進教授(京都大学)らは、超小型・超省エネルギーで動作するシリコンレーザーを開発しました。超小型・超消費エネルギーのシリコンレーザーを光源に用いて光と電子が融合したシリコンチップ(いわゆるCPU)が実現すれば、パソコンの省電力化、低騒音化、高速化などが期待できるとともに、次世代スーパーコンピューターの開発も勢いづきます。

新理論で騒音を大幅に低減!−遮音壁を低くできる装置の開発

新理論で騒音を大幅に低減!−遮音壁を低くできる装置の開発

研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム A-STEP

JSTnews 2013年4月号掲載

河井康人教授(関西大学)らは、「エッジ効果抑制理論」に基づいた新しい遮音壁の開発に成功しました。「エッジ効果」とは、遮音壁のエッジ部で空気粒子の振動が急激な音圧変化により極端に大きくなる現象であり、エッジ先端に適切な特性の吸音材を取り付けることにより、この現象が緩和され、大きな遮音効果が得られます。遮音壁の高さを低くすることが可能になる特長があり、高速道路はもちろん工場騒音対策などにも有効です。

超高性能ろ過フィルターを開発−化学製品の分離、溶媒の精製、水の浄化に威力

超高性能ろ過フィルターを開発−化学製品の分離、溶媒の精製、水の浄化に威力

戦略的創造研究推進事業 CREST

JSTnews 2013年2月号掲載

一ノ瀬泉ユニット長(物質・材料研究機構)らは、直径約1ナノメートルの細孔を持つ極薄の多孔性カーボン膜を開発することに成功しました。この高性能ろ過フィルターは、有機溶媒を高速透過させる画期的なものであり、化学工業における製品(塗料、機能性ポリマー、医薬品など)の分離、触媒などが混入した有機溶媒のリサイクルに応用できます。さらに、耐有機溶媒性に優れているため、オイル成分を含んだ産業排水の処理にも有効です。

「究極の3Dテレビ」実現に向けて、リアルタイムで記録・再生できるホログラム材料

「究極の3Dテレビ」実現に向けて、リアルタイムで記録・再生できるホログラム材料

戦略的創造研究推進事業 CREST

JSTnews 2013年1月号掲載

阿部二朗教授(青山学院大学)らは「究極の3Dテレビ」実現に向けて、リアルタイムで物体の3次元情報を記録・再生することが可能な新しいホログラム材料の開発に成功しました。光を照射すると瞬時に着色し、光を遮ると速やかに無色に戻る高速フォトクロミック化合物を応用したこの材料は、大面積スクリーンにすることも可能で新タイプの3D映像表示システム、光コンピュータ素子、エンターテインメント分野などへの応用が期待されます。