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たんぱく質の混合物を全自動で精度良く分析できる装置の開発に成功!

たんぱく質の混合物を全自動で精度良く分析できる装置の開発に成功!

研究成果展開事業【先端計測分析技術・機器開発プログラム】

JSTnews 2011年11月号掲載

シャープ株式会社と熊本大学大学院生命科学研究部の開発チームは、タンパク質の混合物を全自動で分離できる装置を開発しました。これは、それぞれのタンパク質分子が持つ物理的性質の違いを利用して分離する「タンパク質2次元電気泳動法」の自動化に成功したものです。本装置を使用すると、従来は2日間であった作業時間を約100分に短縮し、さらに5倍の分解能で再現性のよい結果をもたらします。

独自のセル構造で次世代型太陽電池の耐久性向上に成功!

独自のセル構造で次世代型太陽電池の耐久性向上に成功!

研究成果展開事業【戦略的イノベーション創出推進プログラム(S-イノベ)】

JSTnews 2011年8月号掲載

早瀬修二教授(九州工業大学)と新日鐵化学株式会社は、次世代の太陽光発電として期待されている「色素増感太陽電池」について、独自の円筒型セル構造の開発により電解液の封止性を高めることで耐久性を向上させることに成功しました。今後、さらに電解液漏洩の少ない構造にすることで、高耐久性かつ低価格の色素増感太陽電池の実現が期待されます。

iPS細胞を効率よく誘導する“魔法の遺伝子”Glis1を発見!

iPS細胞を効率よく誘導する“魔法の遺伝子”Glis1を発見!

戦略的創造研究推進事業 山中iPS細胞特別プロジェクト

JSTnews 2011年7月号掲載

山中伸弥教授(京都大学)らは、安全性の高いiPS細胞を作製できる新しい遺伝子”Glis1”を発見しました。iPS細胞は体細胞に4因子(Oct3/4、Sox2、Klf4、c-Myc)を導入して作製しますが、原がん遺伝子であるc-Mycによる腫瘍発生のリスクがありました。今回発見したGlis1をc-Mycの代わりに細胞に導入すると、効率良くiPS細胞ができるだけでなく、初期化不完全な細胞の増殖を抑制しました。またiPS細胞を初期胚に移植して作製したマウス(キメラマウス)は腫瘍を発生しませんでした。Glis1はiPS細胞の実用化を導く”魔法の遺伝子”となりそうです。

軟骨やがん組織などを撮影可能な革新的X線撮影装置の開発に成功!

軟骨やがん組織などを撮影可能な革新的X線撮影装置の開発に成功!

研究成果展開事業【先端計測分析技術・機器開発プログラム】

JSTnews 2011年5月号掲載

百生敦准教授(東京大学)とコニカミノルタエムジーらの開発チームは、病院などで使用されている通常のX線源を用い、撮影対象を通過したX線の位相の違いから画像の濃淡を生成する革新的なX線撮影装置を開発しました。 一般的に用いられているX線撮影装置では、骨のようにX線を吸収しやすい組織の画像しか得ることができません。今回開発した装置では、従来の技術では得られなかった軟骨など体内の柔らかい組織についても、X線画像を撮影することに成功しました。

「液体シリコン」を塗って焼き固めて太陽電池を作製!

「液体シリコン」を塗って焼き固めて太陽電池を作製!

戦略的創造研究推進事業 ERATO

JSTnews 2011年4月号掲載

下田達也教授(北陸先端科学技術大学院大学)らの研究グループは、インク状ににしたシリコン水素化物を基板の上に塗って焼き固める方法により、太陽電池セルを試作することに成功しました。現時点での変換効率は、従来のシリコン系太陽電池に比べて劣るものの、製造プロセスの低コスト化などを見込むことができ、今後企業との共同研究を強化し、実用化に向けた研究を進めていきます。

空中に浮かんだ立体映像に手で触ることのできるディスプレイを開発!

空中に浮かんだ立体映像に手で触ることのできるディスプレイを開発!

戦略的創造研究推進事業 CREST

JSTnews 2011年2月号掲載

舘ワ教授(慶應義塾大学)らは、多視点裸眼立体ディスプレイ「RePro3D」を開発しました。ユーザーは特殊なメガネをかけることなく、目の前の空間に存在しているかのような自然な立体映像を観察できます。さらに、実際の物体に触っているのと同じ感覚で映像に触ることができます。今後、情報コンテンツの「体験」を可能とする新しいマルチモーダルメディアとして、博物館の展示やデジタルサイネージ、アーケードゲームなど、さまざまな方面への応用が期待されます。