事業成果

大学、企業などと連携

SDGsの活動に積極貢献2019年度更新

SDGsの達成に科学技術イノベーションが貢献(STI for SDGs)していくためには、政府はもとより、大学、研究開発機関、NGOや企業等を含めた様々なマルチステークホルダーが、政策や市場経済との三位一体で共通価値の創造を意識して行動することにより、新たな社会的潮流を産み出していくことが重要である。JSTは2016年11月に「STI for SDGsタスクチーム」を立ち上げ、SDGs の達成に向けた科学技術イノベーションの役割などの調査・分析を実施してきた。タスクチームは2017年度末に設置期間満了となり、2018年4月に「持続可能な社会推進室」を設立し、持続可能な社会推進室は、機構における基本方針の策定・推進策の企画・立案、国内外関係機関との連携、国内外への情報発信やステークホルダーとの連携強化に向けた催事等の開催等、を実施している。JSTでは機構全体で、シンクタンク機能、研究開発、産学連携、次世代人材育成、科学コミュニケーションなど、多岐にわたる機能を通じて、SDGsの達成に貢献する。

SDGs 日本の取り組み事例の発信

日本の企業・研究開発法人等からの情報提供を基に、17ゴールに対して47の取り組み事例(※2017年5月時点)を”Books of Japan’s Practices for SDGs - Creating Shared Value by STI, Business and Social Innovation - ”の冊子にまとめ、紹介。2017年5月にマルチステークホルダー科学技術イノベーションフォーラム(以下、国連STIフォーラム)において、国連日本代表部と世界銀行等が共催したサイドイベントで配布した。また、2017年5月の国連STIフォーラムの共同議長に会議冒頭で紹介された。

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『世界は既に様々な先駆的取り組みを行っている。北欧4カ国の様々な取り組み、UAEのWorld Government Summitと並んで、日本はこの冊子にあるとおり産官学NGOで成果も出している』(共同議長のコメントより)

図2

国内意見交換会の開催

JSTは2017年から「持続可能な開発目標(SDGs)における科学技術イノベーションの貢献に関する意見交換会」を開催し、府省庁・大学・企業・法人等をはじめ、多くの方々から所属機関におけるSDGsの取り組みについてご紹介頂き、情報交換の場としてきた。

2018年7月の第四回意見交換会は、「情報共有」と「連携の模索」を目的に開催した。参加機関の方々による最新の活動状況の発表とともに、「科学技術イノベーションにより、持続可能な開発目標にどのように貢献できるのか(STI for SDGs)」の観点で、政府関係・アカデミア・ビジネス界・NPO・国連機関など、様々なSDGs関係者間での連携の可能性について、闊達な議論が行われた。JSTからは、STI for SDGsにおける国連や日本政府の取り組みの一つである「ロードマップ策定」の議論について、紹介した。

図3

JSTフェアへのブース出展「STI for SDGs 大解説!」

2018年8月30~31日にJSTフェア2018が東京ビックサイトにて開催された。当室からは「STI for SDGs大解説!」とのタイトルで、ブースを出展した。ブースでは、科学技術イノベーションが持続可能な開発目標の達成にどのように貢献できるのか、政府における取り組みとJSTにおける取り組みについてパネルを作成し、紹介した。また、関係各機関から、SDGsに関する動画やパンフレットなどを提供頂き、来場者の皆さんに紹介した。

AAAS2019へのブース出展 “Japan‘s practices for implementing the SDGs”

2019年2月14~17日に開催された、アメリカ科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)年次総会が米国・ワシントンD.C.で開催された。今回、防災科学技術研究所(NIED)、理化学研究所(RIKEN)、宇宙研究開発機構(JAXA)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)、弊機構の計6機関で、共同ブース展示を行った。ブースでは、各機関の事業の成果とともに、SDGsの達成に向けた日本の具体的な取り組みについて、映像やパンフレット等を用いて紹介した。会期中、科学者、科学機関の関係者、中高大学生など、多くの方がブースに来場した。

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図6