JSTトップ > 事業成果 > データベースの構築 > 知識基盤情報部・情報企画部

オープンサイエンス推進

情報基盤強化と日本の研究成果の発信2018年度更新

J-STAGEのデザイン一新!!国際発信力強化の取り組み

J-STAGEとは

J-STAGE( https://www.jstage.jst.go.jp/ )は総合電子ジャーナルプラットフォームである。1999年に運用を開始し、19年目を迎えた現在では約423万記事、2,500誌(うち約9割は無料で全文閲覧可能)を登載している(2018年2月19日時点)。サービス開始時は日本の学協会の発行する学術誌の電子化を主目的としていたが、現在ではさらに日本の科学技術刊行物の国内外への発信(国際発信力の強化)およびオープンアクセスの推進を目的としている。

なおJ-STAGEへのジャーナルの登載は各発行機関(学協会)が行っており、JSTはシステム運用・管理を行っている。

J-STAGEの歴史
サイトリニューアルについて

J-STAGEは、2017年11月25日に画面デザインを中心としたサイトリニューアルを実施した。国際的なプラットフォームとしてのデザイン・機能の向上を図るため、『@見やすく、使いやすいジャーナルサイトへ』『A関連する学術情報を紹介』『B発行機関自らが独自の工夫でジャーナルをアピール可能』の3つの基本開発方針をもとに2015年3月よりパイロット学会と協力し検討を開始し、2016年5月より新画面デザインを適用したJ-STAGE評価版を試験公開した(運用中のJ-STAGEと別サイトとして並行公開)。その後1年半程度、利用者から意見を広く募集し、改善を実施した後に正式リリースという、段階的な開発を行った。

リニューアル後は画面が見やすくなっただけでなく、ジャーナルや論文の情報をこれまで以上に簡易かつ詳細に表示できるようになっている。

リニューアル後の新機能
リニューアル後の新機能
新画面キャプチャ
利用者からの声・今後の期待

論文を閲覧する研究者らからは「使いやすくなった」「見やすくなりました」「スマホ対応されて良かった!」という声があがっている。また発行機関がジャーナルや論文の情報を発信しやすくなったことで、ジャーナルのブランド力向上に繋がることを期待する。


<参考>

日中・中日機械翻訳の実用化

人工知能の様々な分野への適用が話題になっているが、機械翻訳においても急速にその適用が進められ、大きな変化が生まれつつある。

JSTでは2013年から京都大学並びに中国の研究機関と連携し、日中・中日機械翻訳システムの実用化に取り組んできたが、人工知能の主要技術であるニューラルネットワークを用いた機械翻訳システムを開発し、アジア言語の機械翻訳コンテストWAT(Workshop on Asian Translation)2016において日中・中日機械翻訳でトップとなる翻訳精度を達成した。

本システムによる中日機械翻訳データは、JSTが提供する国内最大級の科学技術文献データベースJDreamVのJSTChinaファイルへ提供されており、今後日中・中日機械翻訳のオンラインサービスの提供も開始する。

さらに、開発した機械翻訳システムは日英・英日等他言語の翻訳にも適用可能なため、 JSTがこれまで蓄積してきた1千万件を超える英日の対訳コーパスを用いて高精度の英日機械翻訳システムを構築し、前述JDreamVのJSTPlusファイルへの提供も進めていく予定である。

ニューラル機械翻訳の仕組み
ニューラル機械翻訳の仕組み
中日機械翻訳の例
中日機械翻訳の例

×