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交流を通じた日中両国の科学技術の発展

アジア地域における科学技術人材の育成への貢献2018年度更新

日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)

さくらサイエンスプランは、産学官の緊密な連携により、優秀なアジアの青少年を日本に短期招聘し、未来を担うアジアと日本の青少年が科学技術の分野で交流を深め、アジアの科学技術の発展に貢献している。2016年度は、35の国地域の1,403の送出し機関から当初の計画を大きく上回る5,519人を招へいし、プログラムの満足度はほぼ100%。その多くが留学生や研究者としての受け入れ、研究交流などにつながっている。

地図:「さくらサイエンスプラン」対象国・地域

さくらサイエンスプラン(SSP)の招へい対象者
下表のアジア地域の青少年で、原則として、日本滞在が初めての青少年(高校生、大学生、大学院生、ポストドクター、教員、科学技術関係者で、原則として40歳までを指す) ※引率者については、年齢制限の対象外
[東・東南アジア]
❶ブルネイ・ダルサラーム国
❷カンボジア王国
❸中華人民共和国
❹東ティモール民主共和国
❺インドネシア共和国
❻大韓民国
❼マレーシア
❽モンゴル
❾ミャンマー連邦共和国
❿フィリピン共和国
⓫ラオス人民民主共和国
⓬シンガポール共和国
⓭台湾
⓮タイ王国
⓯ベトナム社会主義共和国
[南西アジア]
⓰バングラデシュ人民共和国
⓱ブータン王国
⓲インド
⓳モルディブ王国
⓴ネパール連邦民主共和国
no21パキスタン・イスラム共和国
no22スリランカ民主社会主義共和国
[中央アジア]
no23カザフスタン共和国
n24キルギス共和国
no25タジキスタン共和国
no26トルクメニスタン
no27ウズベキスタン共和国
[南太平洋島嶼国]
no28フィージー共和国
no29マーシャル諸島共和国
no30ミクロネシア連邦
no31パラオ共和国
no32パプアニューギニア独立国
no33サモア独立国
no34ソロモン諸島
no35トンガ王国
  • 図:熱心に指導する白川英樹教授 (高校生特別コース例)
    熱心に指導する白川英樹教授
    (高校生特別コース例)
  • 図:日本科学未来館で毛利館長を囲んで“We are one!”
    日本科学未来館で毛利館長を囲んで
    “We are one!”
  • 図:麻布大学における「人獣共通感染症研修コース」(一般公募コース例)
    麻布大学における「人獣共通感染症研修コース」(一般公募コース例)
  • 図:習近平国家主席、李克強首相と日本・アジア青少年サイエンス交流事業推進室 沖村室長(前列右)CCTV放映、ChinaDaily1面を飾る(2016年2月)
    習近平国家主席、李克強首相から中国国際科学技術協力賞を受賞する日本・アジア青少年サイエンス交流事業推進室 沖村室長(前列右)CCTV放映、ChinaDaily1面を飾る(2016年2月)
  • 図:インドの高校生から花束の贈呈を受ける馳浩文部科学大臣(2016年4月)
    インドの高校生から花束の贈呈を受ける
    馳浩文部科学大臣(2016年4月)
  • 図:SSPに対応し日本の科学技術分野の研究者と行政官が中国での研修に招聘された
    SSPに対応し108名の日本の科学技術分野の研究者と行政官が中国での研修に招聘された
    (2017年11月)
再来日者:ゾウ・ウェイさん
再来日者:ゾウ・ウェイさん(東北大学大学院 一般公募Aコース)

北京大学口腔医学院生の鄒薇(ゾウ・ウェイ)さんは、さくらサイエンスプランの参加を機に、それまでは「留学するなら米国」と思い込んでいたが、考えを変え親を説得し、現在、東北大学大学院に留学中。

日中の関係機関との調査研究・ネットワーク強化

中国総合研究交流センター(CRCC)事業

○日中大学フェア&フォーラム「日中の主要な大学等の学長・副学長が参加、ネットワークを構築」

2017年5月に、日中間の学術交流としては最大規模となった「日中大学フェア&フォーラム in China 2017」を開催した。1日目は上海で「日中大学フォーラム」を開催した。日本側25校、中国側27校の大学・高等専門学校等の学長クラスが一堂に会し、大学の国際化やグローバル人材の育成、地域貢献といった日中双方の大学が直面している重要課題を話し合った。また、新たな取り組みとして日中の学長どうしの個別会談を実施した。会場は300人を超える関係者で熱気にあふれ、当初、日本の大学1校当たり6校の面談予定だったが、12校と倍以上に増やした大学も出るほどだった。中国側からは短期留学や学生の交換留学、それに教員の派遣や共同研究に関する協定締結など様々な提案が行われた。3日目には場所を杭州に移して、日本の大学・研究機関による「研究成果・技術フェア」を開催した。日本側33機関のブースに400人以上の企業・大学が訪問。マッチングの結果、60社以上の中国企業が日本の機関と技術協力、共同開発の意欲を表明し、日中間の産学連携を大いに促進した。また、意見交換会を通じ、日本の大学学長と中国の地方科学技術関係者とのネットワーク構築に貢献した。


  • 「責任ある学長同士が直接面談する意義は大きい」と語る東京理科大学 藤嶋昭学長

  • 産学連携・留学相談で賑わう各大学のブース

  • 5つの分科会で、日中の学長、副学長同士が個別のテーマでディスカッション
<日中の学長が参加>
秋田大学 山本 文雄 学長
茨城大学 三村 信男 学長
岩手大学 岩渕 明 学長
愛媛大学 安川 正貴 副学長 
お茶の水女子大学 室伏 きみ子 学長
岐阜大学 森脇 久隆 学長
九州工業大学 尾家 祐二 学長
九州大学 久保 千春 総長
高知大学 受田 浩之 副学長
神戸大学 武田 廣 学長
上智大学 江馬 一弘 副学長
信州大学 田中 清 副学長
中央大学 加藤 俊一 副学長
東京都市大学 三木 千壽 学長
東京理科大学 藤嶋 昭 学長
豊橋技術科学大学 大貝 彰 副学長
名古屋大学 渡辺 芳人 理事・副学長
名古屋工業大学 鵜飼 裕之 学長
新潟大学 高橋 均 副学長/高橋 秀樹 副学長
浜松医科大学 山本 清二 理事・副学長
福井大学 眞弓 光文 学長
横浜国立大学 長谷部 勇一 学長
和歌山大学 瀧 寛和 学長/呉 海元 副学長
鹿児島工業高等専門学校 丁子 哲治 校長
福島工業高等専門学校 中村 隆行 校長
中国科学院大学 丁 仲礼 学長
上海大学 金 冬寒 学長
浙江大学 宋 永華 副学長
西交利物浦大学 席 酉民 執行学長
蘇州大学 熊 思東 学長
寧波ノッティンカム大学 沈 偉其 副学長
山東大学 張 栄 学長
上海交通大学 黄 震 副学長
吉林大学 陳 崗 副常務学長
天津大学 胡 文平 副学長
暨南大学 張 宏 副学長
西北工業大学 張 衛紅 副学長
華南理工大学 朱 敏 副学長
広東工業大学 陳 新 学長
ハルビン理工大学 李 大勇 学長
チベット大学 李 俊傑 副学長
東北大学 趙 継 学長
曲阜師範大学 張 洪海 学長
大連理工大学 宋 永臣 副学長
同済大学 伍 江 常務副学長
ハルビン工業大学 韓 傑才 副学長
青海大学 曲江尚瑪 副学長
上海出版印刷高等専科学校 陳 斌 校長
上海健康医学院 黄 鋼 学長
蘇州工業園服務職業学院 王 頴 常務副学長
紹興文理学院 葉 飛 帆学長
寧波職業技術学院 張 慧波 校長
○CRCC研究会・サロン・シンポジウム
図:<日中主要機関の理事、役員クラスが参加>
日中は引っ越すことができない隣国-研究会で、程中国大使が関係改善の熱意表明(2014年9月4日)

【日中ネットワーク構築状況】

ハイレベルな研究者等による研究会(通算100回達成)、サロン、シンポジウムを開催し、4年間でのべ1万名を集め、最新の状況に関する情報共有と人的ネットワークの構築に寄与。その中でも、程 永華 駐日特命全権中国大使を講師として迎え研究会を開催し、CRCCが中国関係者と築き上げてきたネットワークを更に強化した。また、日中情報プラットフォーム(SPCの創設(平成20年度)、客観日本(平成23年度))、中国文献データベース(平成19年度)の創設ならびに充実化など、中国関連調査研究での知見を蓄積し、特に中国の青少年と日本の大学、研究機関などとの交流促進の基盤を構築し、日中科学技術交流における信頼関係を深めるとともに、重要な貢献 を果たしてきた。以上のような活動が評価され、日中国交正常化40周年となる平成24年、機構の日中交流事業に対して、「2012日中国民交流友好年」実行委員会(委員長米倉弘昌)より感謝状を授与された。

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