JSTの主な事業成果

【新技術の創出に資する研究】成果の概要

国の科学技術政策や社会的・経済的ニーズを踏まえ、国が定めた戦略目標の達成等に向けた課題達成型基礎研究を推進します

研究の成果について

  • 戦略的創造研究推進事業の成果発表状況
    研究論文発表・・・平成22年度4,962件、累積64,598件(※)
    口頭発表・・・・・・・平成22年度17,501件、累積184,299件(※)
    ※昭和56年の事業発足から平成22年度までの累計
  • 平成22年度は、優れた研究成果として100件をプレス発表
  • 2006年−2010年における1論文当たりの被引用数の国別平均との比較は下のとおり
    • 全分野において日本平均の2.0倍と大幅に上回った。
    • 特に植物学・動物学では日本平均の3.3倍、免疫学では3.2倍、臨床医学では3.2倍と機構の優位性が顕著であった。
    • また、欧米各国との比較においても優位性が認められた。
分野別の1論文当たりの被引用回数の国別平均との比較(2006-2010)

図:1論文当たりの被引用数の比較

全体の論文数に占める被引用数上位1%論文の割合 と1論文当たりの被引用数について、被引用数の上位5カ国との比較結果は以下のとおり。
JSTは、影響力の大きな論文を効率よく発表していると言える。

被引用数上位1%論文の割合と1論文当たりの被引用数に関する比較(2000-2010)

図 被引用数上位1%論文の割合と1論文当たりの被引用数に関する比較
(トムソン・ロイター社 Essential Science Indicators(2000年1月1日〜2010年12月31日 updated on March 1, 2011)をもとに、JSTが分析)


トピックス

  • 米科学誌サイエンスは2008年のBreakthrough of the Yearとして1位に山中伸弥 教授(京都大学 物質−細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センター センター長/再生医科学研究所教授)のiPS細胞研究に基づく「細胞の初期化」を選んだ。さらに、細野秀雄 教授(東京工業大学フロンティア研究センター 教授)らによる鉄系高温超伝導物質研究もTop10に入った。iPS細胞研究、鉄系高温超伝導物質研究の成果は、世界へ大きなインパクトを与えており、加速度的に進展している。
  • トムソン・ロイター社のプレスリリース「2007−2008年の最も注目を集めた研究者を発表」によると、2008年の論文引用トップ10の第1位、第4位に2名のJST研究者の論文がランキングされた。第1位の鉄系高温超伝導体の試験に関する論文は、被引用数が249回と第2位を2倍以上も引き離している。また、「2000-2010 日本の研究機関ランキングを発表」によると、JSTは総合4位(世界66位)であった(昨年の総合ランキング5位(世界67位))。分析結果のハイライトに「ここ数年顕著な傾向として、(独)科学技術振興機構、(独)理化学研究所などの政府系研究機関の被引用数の上昇があげられます。」と記載されている。
  • 2010年9月、トムソン・ロイター社は「トムソン・ロイター引用栄誉賞」の医学・生理学分野で山中伸弥 教授を、化学分野で北川進 教授(京都大学 物質−細胞統合システム拠点 副拠点長・教授)を選出した。「トムソン・ロイター引用栄誉賞」は、過去20年以上にわたる学術論文の被引用数に基づき、物理学、化学、医学・生理学、経済学の各分野の上位0.1%にランクする研究者の中から特に注目すべき研究領域のリーダーと目される研究者が選ばれている。2002年に賞の発表を恒例化してから昨年まで、本賞にノミネートされた研究者のうち15名が実際にノーベル賞を受賞しており、2010年もノミネートされた研究者2名がノーベル物理学賞を実際に受賞している。
    <参考URL>
    山中iPS細胞特別研究プロジェクト
    ERATO北川細孔プロジェクト