研究課題名
再生医療実現化を目指したヒトiPS細胞・ES細胞・体性幹細胞研究拠点
目 的
本研究においては、当研究チームがこれまで 第I期再生医療実現化プロジェクトにおける研究等を通じて培ってきた幹細胞研究に関する基本技術(分離、培養、in vivo実験)技術、ノウハウ、インフラ(GMP対応のセルプロセシングセンター、フローサイトメトリーコアファリティー、動物用MRI、マーモセット飼育施設および前臨床研究施設等)を最大限に活用し、ヒトiPS細胞やヒトES細胞、ヒト体性幹細胞に関する自己複製、分化、エピジェネティックな制御機構や培養技術に関する基本的な理解を深め、これらの細胞を用いて、中枢神経系、造血系、心血管系、感覚器系の疾患を標的として、霊長類モデルを含めた再生医療の前臨床研究の開発と推進を行い、これらの細胞を用いた再生医療に関する安全性と有効性を定性的のみならず定量的に確認し、臨床研究を遂行するに必要な最大限の情報と方法論を確立し、再生医療実現化を目指す。
概 要
我々がこれまで培ってきた幹細胞研究に関する基本技術(分離、培養、in vivo実験)、インフラ(セルプロセシングセンター、細胞分離ユニット、動物用MRI、マーモセット飼育施設、前臨床研究施設)を最大限に活用し、ヒトiPS細胞・ES細胞・体性幹細胞に関する自己複製、分化、エピジェネティックな制御機構や培養技術に関する基本的な理解を深める。また、これらの細胞を用いて、中枢神経系、造血系、心血管系、感覚器系の疾患を標的として、霊長類モデルを含めた再生医療の世界トップレベルの前臨床研究の推進を行い、その安全性と有効性を確認し、再生医療実現化を目指す。また、多くのHLAタイプのヒトiPS細胞の樹立(目標200株)とセルプロセシングを行い、ヒトiPS細胞に関する研究基盤を強固なものとする。また、ここで獲得したヒト幹細胞に関する技術を拠点内外の研究者へ講習会などにより普及に努め、市民公開講座の開催を最低年一回行い、国民の再生医療の理解の増進に寄与したい。