個別事業紹介

幹細胞操作技術開発領域

研究課題名

ヒト間葉系幹細胞を機能性肝細胞として、移植医療に使用するための低分子化合物・細胞シートによる分化誘導技術の開発

実施体制

研究代表者
汐田 剛史 (鳥取大学 大学院医学系研究科機能再生医科専攻 教授)
実施体制説明図

研究成果・進捗 (平成22年12月)

(1) ヒト間葉系幹細胞の肝細胞分化へ及ぼすWnt/β-catenin経路抑制低分子化合物の分化誘導能の評価
1. Wnt/β-catenin経路抑制性低分子化合物の誘導体23種の新規合成
2. 骨髄由来間葉系幹細胞株UE7T-13細胞に対する新規合成低分子化合物の細胞増殖、Wnt/β-cateninシグナルへの影響の検討
3. UE7T-13細胞に対する新規合成低分子化合物の肝細胞分化誘導能の評価(遺伝子発現)
4. UE7T-13細胞に対する新規合成低分子化合物の肝細胞分化誘導能の評価(機能解析)
5. 臍帯血由来間葉系幹細胞株UCBTERT-21細胞に対する新規合成低分子化合物の肝細胞分化誘導能の評価
6. ヒト間葉系幹細胞の肝細胞分化へ及ぼす新規合成低分子化合物の評価まとめ
(2) Wnt/β-catenin経路抑制性低分子化合物の探索
(3) ヒト間葉系幹細胞の肝細胞分化誘導のための温度感受性細胞シートの検討

今後の計画

(1) 細胞シートの移植法の確立
(2) 低分子化合物・細胞シートを併用した治療法による肝障害モデルマウスへの有効性の検討
(3) ヒト新鮮間葉系幹細胞の肝細胞分化誘導と細胞シートによる治療法開発

リンク情報

鳥取大学医学部大学院医学系研究科 遺伝子医療学部門
http://www.med.tottori-u.ac.jp/p/igaku/daigakuin/kinou/idenshi/idenshi/