問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

平成23年度採択

≪研究開発プロジェクト≫ B1研究

日本型クリエイティブ・サービスの理論分析とグローバル展開に向けた適用研究

小林潔司写真

■研究代表者
小林 潔司
京都大学 経営管理大学院 教授
       経営管理研究センター長
■目 的
本研究では、日本市場において連綿と培われてきたクリエイティブ・サービス(創造的高付加価値サービス)を対象とした理論的基盤の構築を目的とします。具体的には、クリエイティブ・サービスの良さを引き出し、グローバル市場において価値評価を行う基準を明示することを目標とします。特徴的なサービスとして、革新的な老舗企業、食サービス、伝統文化・芸能、クールジャパンなどを取り上げ、日本の製造業・サービス業のグローバル展開に向けた支援を目指します。

■アプローチ

  • 日本型クリエイティブ・サービスとは何かについて、具体的サービス領域(老舗、食、伝統芸能、クール・ジャパン)の側面から、情報収集・調査します。
  • 過程や環境を重視し、顧客の感度を高める日本の「おもてなし」、「気づき」、「長期信頼関係」に着目し、日本型クリエイティブ・サービスの特徴について得られた知見を整理します。
  • 具体的には、顧客と提供者が互いを評価し高め合うこと、このようなプロセスを通じて新しい知を創造すること、動的・共生的な関係(変化の中に持続があり持続の中に変化が存在する関係)などを念頭に調査・分析を行います。
  • 研究の遂行に際しては、エスノメソドロジー(ビデオを用いた会話・インタラクション分析)による価値共創プロセスの明示、文化比較分析、社会ネットワーク分析等を援用したサービス知の獲得、事前期待と顧客満足度等との動的なサービス評価などの方法論、並びに、サービス特徴が管理可能な知識管理システム等を活用いたします。

説明図

本資料は以下に帰属する
プロジェクト:日本型クリエイティブ・サービスの理論分析とグローバル展開に向けた適用研究 プロジェクトリーダー:小林 潔司


スフィアより

■関連情報