問題解決型サービス科学研究開発プログラム 【国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター】

平成29年3月で本プログラムは終了いたしました。

プロジェクト紹介

水流 聡子

水流聡子写真

【所属・役職】
東京大学 大学院 工学系研究科 化学システム工学専攻 医療社会システム工学寄付講座 特任教授

【プロフィール】
1981年 広島大学教育学部卒業、1985年 広島大学医学部医学科助手(公衆衛生学講座)、1992年 学位取得(医学博士)<広島大学>、1994年(6月~11月) アメリカ合衆国ミネソタ大学(visiting scholar)ファイザーヘルスリサーチ振興財団研究助成「看護・医療システム及び看護評価法の研究」)、1996年 広島大学医学部保健学科助教授、2003年 東京大学大学院工学系研究科助教授、2008年 東京大学大学院工学系研究科特任教授(現在に至る)。
これまでに取り組んできた研究分野は、医療情報学・看護情報学・病院管理学・看護管理学・公衆衛生学・医療経済学・リスク研究学等である。工学系に異動後は、臨床知識および医療業務知識の構造化研究を展開している。品質管理工学として、医療質マネジメント、医療安全、製品安全の研究を行っている。QMS-H研究会(Quality Management System for Health)・PCAPS研究会(患者状態適応型パス統合化システム)を、副代表として、多数の病院の経営者・多くの医療専門職と展開している。


【「サービス科学」または本プログラムへの想い】
知識構造化の目的は、知識の再利用です。当該領域の知識に最適な構造を特定し、コンテンツ標準を整備し、みながアクセス可能で使えるようにし、可解析性を高めた構造化記録を実現し、評価・改善サイクルを回していきます。蓄積された知識の活用の結果、新たな知識を特定することが促進されます。このような手法開発をしていく上で、高度複雑系の医療サービスは、サービスに関する多数の知見、難しさをわれわれにもたらしてくれる可能性をもっています。壮大な計画かもしれませんが、医療の可視化・構造化・標準化・IT化、の進展と、他領域への知識の適用という仕事にチャレンジしてみたいと考えています。