【心の疾患予防】大学生の心の疾患を予防する技術を開発

ニーズ
領域・プログラム

研究開発プロジェクト名「教育支援のためのバイオメンタル技術の開発」
研究代表者:六反一仁(徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 教授) ※終了当時

研究開発期間:平成16年度~平成21年度


 本研究成果をもとに、岐阜県の民会病院勤務者(129名)を対象に行ったストレス検診の報告書を示した。うつ病(22名)、病的疲労(7名)、及び自閉症傾向(7名)を診断した。

研究の概要:
 心の疾患を持つ大学生の増加が問題となっているが、大学生の心の脆弱化の背景には、生来の素因に加え、養育環境やストレスなどの問題があります。
 そこでこの研究開発プロジェクトでは、大学生377名を対象にコホート調査を行い、大学生の心の疾患発症の原因となる生物学的危険因子及び環境リスク要因を抽出し、養育・教育環境を改善するための指標を明らかにし、教育現場における心の健康を推進する新たな予防社会技術システムの構築を目指しました。

研究の成果:
 コホート研究により、大学生の心の疾患に対する深刻な現状を認識し、養育環境が大学生の心理・行動に与える影響を明らかにしました。
 技術的には、精度の高い慢性疲労症候群鑑別診断PCRアレイの開発、自閉症に特有の遺伝子発現パターンの発見、ストレス評価用DNAチップの応用、非侵襲ストレス評価法の開発、RNAマーカーの探索開始などの成果が得られました。また、うつ病及び慢性疲労症候群のマーカー遺伝子の臨床応用、包括的ストレス評価技術の応用、サイトカインを用いたストレス・うつ病診断など、実用化に向けての取り組みも行われています。

現在の状況:
 この研究成果をもとに、質問紙、唾液ホルモン、サイトカイン、遺伝子発現を組み合わせ、心の疾患の予知・予防のための新しい包括的なストレス検診システムを立ち上げました。さらに、個々の評価を簡便、高精度、かつ安価な技術へ進化させています。

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