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マネジメントの現場から

2012年11月14日(水)~15日(木) サイトビジット(伊香賀プロジェクト)報告

 平成24年度に採択された伊香賀プロジェクトのサイトビジットを実施しました(高知県梼原町)。
 伊香賀プロジェクトでは、社会レベルでの疾病予防(ゼロ次予防)の対象として、生活基盤である住環境に着眼した取り組みを進めています。対象コミュニティは、高齢化率が日本の40年後と同じ40%に達する中山間地域である高知県梼原町です。
 今回のサイトビジットは2日間にわたり実施されました。1日目は、プロジェクトの関係者とともに梼原町庁舎へ伺い、矢野富夫町長より町の取り組みや特徴、課題等についてお伺いし、今後の方向性等について活発な議論が行われました。その後、梼原町保健福祉支援センターの橋田センター長、また特養老人ホームの中越施設長などから、梼原町における高齢化の課題について、主に医療的な側面からお話を伺いました。現存する課題を共有するとともに、プロジェクトが担うべき役割や期待について詳細な検討がなされました。
 2日目の午前中は松原地区を訪問し,久岡松原区長および下元まろうど会長より、森林セラピーロードや高齢者合宿施設等の特徴や課題についてご紹介いただき、その後対象のモデルハウスを見学しました。さらに、その後は松原診療所へ赴き、宜保医師より地域医療や森林セラピーの重要性についてお話を伺いました。午後からは再び梼原町庁舎へ移動し、第1回プロジェクト会議に参加しました。プロジェクトに関与する数十名の方たちが一堂に会し、取り組みへの期待を共有するとともに、具体的な研究計画等について忌憚のない活発な議論が行われました。
 平成24年度採択のプロジェクトも、いよいよ本格的な取り組みが行われる段階となりました。その開始にあたり、領域総括・アドバイザーを含め十分な目標の認識を得ることが可能となったサイトビジットでした。


梼原町の風景。「木の寿」と書く梼原は、非常に緑豊かな所です。

矢野富夫町長との懇談。梼原町における特徴や、これまでの取り組み等についてお話しいただきました。

梼原町保健福祉支援センターにて、高齢化における課題を中心として議論がなされました。保健福祉支援センターは、梼原病院と併設しています。

梼原町のモデルハウス内。住環境改善のための工夫がいたるところに施されています。

松原診療所の宜保医師より、地域医療や森林セラピーについてご紹介いただきました。松原診療所は、「白い巨塔」にも登場しています。

梼原町庁舎にて、プロジェクト関係者が一堂に会し「第1回プロジェクト会議」が行われました。



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