2016年(平成28年)3月31日をもちまして、領域の活動は終了致しました。

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イベント開催報告

平成26年度 第4回領域シンポジウム コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン
よみうり大手町ホール (平成27年3月6日)

 平成27年3月6日(金)に平成26年度「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」第4回領域シンポジウムをよみうり大手町ホールにて開催しました。
 秋山弘子領域総括(東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授)による領域紹介の後、平成24年度採択の6つのプロジェクトの研究代表者が平成27年9月の終了をみすえた進捗状況を発表しました。
 午後からは、9月に研究開発が終了した平成23年度採択の5つのプロジェクトの研究代表者から成果報告が行われました。報告後には3年にわたるプロジェクト期間、厳しくも温かい目で助言、支援してきた領域アドバイザーの司会により、意見交換や質疑応答が行われました。参加者からはコミュニティ活動の資金繰りや腰の重い男性に参加してもらうコツなど、具体的なノウハウについて質問が飛び交いました。
 また発表の間には、寺岡プロジェクトが開発した「下市らくらく体操」を中林プロジェクトのホコケンメンバーが中心となってステージで実演するコラボレーションが実現しました。会場の参加者も一緒に体を動かし、長時間のシンポジウムでたまった心と体のコリをほぐしました。
 シンポジウム終了後には、全15プロジェクトによるポスターセッションが行われ、プロジェクトについて熱心に質問をする姿が見られました。会場にはポスターだけでなく、プロジェクトを通して開発、改良された歩行補助車や電動運搬車、虚弱予防マニュアル等が展示され、実際に手に取って確かめる姿が見受けられました。
 アンケートでは、「それぞれのプロジェクトが熱意を持ってコミュニティの中で取り組み、よい成果が出てきているのを直接聞けてよかった。」「成果を広めることが重要」との声を多数いただきました。領域としてプロジェクトの成果をどのように社会につなげていくかが最終的なミッションであり、領域の総決算に向けてますます推進していきたいと思います。
 年度末のご多忙な中、約380名の方にご参加いただき、無事に終了しましたことを心より御礼申し上げます。

シンポジウムのプログラムはこちら


■アンケート結果
アンケート結果(PDF:408KB)


●「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」研究開発領域について
秋山弘子領域総括(東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授)より領域全体の活動状況および国際展開や受賞など各プロジェクトから届いた明るいニュースが報告されました。また、領域の成果を社会につなぐためのエンジン母体となる『コミュニティの高齢化課題解決リソースセンター(仮称)』の構想について進捗状況をお話いただきました。
発表資料(PDF:1,148KB)

●平成24年度採択プロジェクト 成果報告
平成24年度採択の6プロジェクトの研究代表者より、研究開発の進捗状況と平成27年9月の終了をみすえた展開についてご報告いただきました。


写真左上から清水代表、成本代表、伊香賀代表、佐藤代表、島田代表、小川代表

●平成23年度採択プロジェクト 成果報告・意見交換
平成23年度採択プロジェクトの成果報告では、ともにプロジェクトを推進してきた住民、行政、企業等の多様な研究参加者(ステークホルダー)からの報告もあり、それぞれが役割を担いながらも協働することで生じる相乗効果など、コミュニティにおける参加型の研究開発の醍醐味や魅力が伝えられました。


写真左は中林PJのホコケンメンバー。産学官民が壇上に勢揃い。
右は寺岡PJにて電動運搬車の開発を担当された地元農機具メーカーの社長

意見交換では、研究者とアドバイザーの軽快なかけあいに、会場から笑いが漏れるシーンも。


写真は原田悦子代表と関根千佳領域アドバイザー

●「下市らくらく体操」ではホコケンメンバー(赤Tシャツ)を中心に会場が一体となりました。

●ポスターセッション
全15プロジェクトによるポスターセッションにも大勢の方にご参加いただきました。


写真左はH26年度グッド・デザイン賞受賞した中林PJの歩行補助車。実際に手にとって操作性を試していただきました。写真右は平成22年度採択プロジェクトの小川晃子代表。終了後の展開についてご報告いただきました。

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