プロジェクト紹介ソーシャル・キャピタルの世代間継承メカニズムの検討
研究代表者
要藤 正任
京都大学経済研究所先端政策分析研究センター 特定准教授
(研究開発期間:平成28年10月~平成29年9月 [終了])
プロジェクトの概要
多くの地方都市では、人口減少・高齢化、財政制約の高まりなどから、社会資本の適切な維持管理や、多世代が共生し安心して老年期を迎えられるような地域社会の維持といったことが困難になっている。こうした状況に対処するためには、地域環境の維持管理に主体的に参画し地域の価値を協働して高めていこうという意識や活動が、多世代間で共有・継承されることが必要である。
本プロジェクトでは、上記のような課題の解決に向けて、WEBアンケート調査と複数地域におけるケーススタディの2つをアプローチの柱とし、地域における住民活動などの利他的行動への意識・参画が、時代の要請に応じて変容しつつも世代間で継承されていくためのメカニズムを明らかにする。その成果を踏まえて、地域にとって望ましいものの継続性に不安を抱える地域活動や、今後立ち上がっていく住民活動の持続可能性を高める方策を提示することを目指す。
研究開発に協力する関与者
・和歌山大学 経済学部
・京都大学 経営管理大学院
・一般財団法人建設経済研究所
・宮崎市 商店街振興組合連合会 ほか