2014年(平成26年)3月31日をもちまして、領域の活動は終了致しました。

活動報告

脱温暖化をめざして
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領域活動通信

第7回領域サロン

開催報告

平成25年2月5日

第7回 2013年2月5日(火)

研究開発成果を政策提言につなぐ

 地球温暖化と大規模な気候変動は、私たちが直面している多様な危機の中でも、解決すべき最も重要な課題の1つであり、自然エネルギー導入、地域活性化、農林業振興、持続型産業育成、タテ割り行政の打破と地方分権など、大震災からの復興とも共通する多様な課題につながっています。本領域では、2008年(平成20年度)のスタート時点から、2050年の温室効果ガス60~80%削減を目指し、人的・社会的シナリオの開発を重視した、「現場目線」に立った「社会技術」による社会技術研究開発プロジェクトを推進して参りました。3.11後の原発事故への科学者の対応を受け、市民のなかでの科学技術への不安や不信感が広がりました。その信頼を取り戻すために、科学技術や科学的知識をどう政策形成に活かしていくべきか、ということが大きく問われているいま、社会のなかで市民、政治家、科学者・技術者、実務家が問題を共有し、相互の対話と協働を通じて解決策を見出していく社会技術的アプローチを導入していくことは、ひとつの大きな切り口であると領域では考えています。
 本領域の4E-サロンは、本領域の研究開発や関連する課題について、領域の活動にご関心をお持ちの皆さま方とともに、肩の力を抜いて、オープンな形で、おおいに議論するための場として始めました。これまで6回開催し、参加の方々にはご好評を頂いています。
 第7回目は、「研究開発を政策提言につなぐ」というテーマで、科学的知識をどう政策形成に活かすべきか、政策形成における社会技術的アプローチの可能性、研究開発成果を政策形成にどうつないでいくか、等について、皆さまとともに大いに議論を深める事が出来ました。

■日時:平成25年2月5日(火)17:30~20:00
■場所:JST東京本部別館(K's五番町ビル)2階セミナー室
    (東京都千代田区五番町7番地、市ヶ谷駅より徒歩3分)
■コーディネーター: 堀尾 正靱 龍谷大学政策学部 教授(領域総括)
■プログラム:
 話題提供1「研究開発を政策提言につなぐ:領域の試み」(30分)
        堀尾 正靱
 話題提供2「科学的知識をどう政策形成に活かすか」(30分)
        舩橋 晴俊 法政大学社会学部 教授
        (「地域間連携による地域エネルギーと地域ファイナンスの統合的活用政策及びその事業化研究」プロジェクト代表)
 話題提供3「領域による政策提言(案)のご紹介と解説」(20分)
        岡田 久典 バイオマス産業社会ネットワーク副理事長(領域チーフアドバイザー)
              早稲田大学環境総合研究センター 主任研究員

 全体討論(70分)

■参加費:無料
■定員:50名


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