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ベルモント・フォーラム 2018年 年次総会 参加報告

2018年10月16日~10月18日、英国・ロンドン The Royal Societyにおいて、ベルモント・フォーラムの年次総会が英国自然環境研究会議(NERC)の主催により開催され、フォーラムのメンバー機関等から(約80)名が参加し、日本からはJSTのほか、日本医療研究開発機構(AMED)ロンドン事務所がオブザーバ参加しました。

ベルモント・フォーラム(2009年~)とは、地球環境変動に関する研究への支援を行う世界23ヵ国・地域のファンディングエージェンシー(研究助成機関)27機関が参画する枠組みです。JSTも文部科学省と共に参画機関となっており、国際共同研究活動(CRA)への参加を通じ、採択されたプロジェクトの日本側研究者を支援しています。

本総会では、初日に共同議長の選任、新規メンバー機関の承認、運営委員会メンバーの委員の選任が行われたほか、ベルモント・フォーラム事務局より、今年7月に行われた事務局のフランス・パリからウルグアイ・モンテビデオへの移転に関する報告がありました。
本年は事務局体制強化提案、創立から10年を迎えるに当たっての活動の評価、フューチャー・アース等との連携や次期公募に向けたテーマ検討、オープンデータ・オープンサイエンスへの取り組みや終了したプロジェクトのその後の展開等、様々な議題があげられ、参加者間で活発な議論が行われました。
また、今後検討を進める必要があるプロジェクト評価や地域的取り組みなどの事項、今後の戦略やベストプラクティスの蓄積・共有などのテーマについて、参加者全員が小グループに分かれてワールドカフェ方式にて議論する試みも行われました。この結果は、今後の運営に活かされていく予定です。

更に16日夜には、総会と併催する形でベルモント・フォーラムのいくつかの研究プロジェクトを紹介するショーケースイベントが行われました。各研究代表者がプロジェクトの活動内容をポスター発表形式で説明し、具体的な活動内容を知る貴重な機会となりました。