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研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産業ニーズ対応タイプ「セラミックス」産学共創の場を開催
2018年7月13日・14日 名古屋工業大学 4号館ホール

研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産業ニーズ対応タイプ「セラミックスの高機能化と製造プロセス革新」
https://www.jst.go.jp/a-step/kadai/h28-s1/h28_sangyo01.html

2018年7月13日、14日の両日、名古屋工業大学4号館ホールにおいて、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産業ニーズ対応タイプ「セラミックス※」の産学共創の場を開催しました。「産学共創の場」とは、産業界と学界が一堂に会し、技術テーマ※※の解決に向けて意見交換する場です。このような場を設け、産学が一体となって技術テーマの解決に取り組むことは、本プログラムの大きな特長の一つです。

会議の冒頭、目 義雄プログラムオフィサーから「産学共創の場」の開催の趣旨と産業界への期待を述べていただき、「成長するドイツその強さはどこから?」と題して講演がありました。日本とドイツの労働環境、研究開発の生産性の比較や両国の主要セラミックス研究機関の紹介があり、我が国のセラミックス研究や研究者のあり方について、多くの示唆を与える機会となりました。

続いて、各プロジェクトリーダーから、昨年度の産学共創の場、今年度のサイトビジット以降の研究進捗について報告いただくとともに、産業界から、産業競争力、産業基盤の強化につなげるための視点、技術アプローチについて意見・要望をいただき議論を深めました。
最後に、プログラムオフィサーより、総評と本年10月に実施する中間評価の概要が提示されました。

2日間で、大学・公的研究機関の研究者33名のほか、セラミックス関連団体2機関4名、セラミックスの材料・デバイスメーカー16社から25名の方々が参加されました。
研究課題採択後3年度目の本年度は、多くの研究課題において研究開始当初と比べて研究の大きな進展が見られ、出口をイメージした議論が増えて来たと高評価を頂きました。
今後も様々な形での「産学共創の場」を通じて産業界のニーズを取り込み、セラミックスの高機能化と製造プロセスの革新に資する研究開発を推進していきます。

  • ※「セラミックス」:「セラミックスの高機能化と製造プロセス革新」の略称
  • ※※技術テーマ:産業界共通の技術的課題で、解決のためには大学・公的研究機関などの基礎的な研究が必要なもの