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中村道治顧問が国連「10人委員会」メンバーに選出

中村道治 科学技術振興機構(JST)顧問が、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた科学技術イノベーション(STI)に関するマルチステークホルダーのフォーラム(STIフォーラム)」への助言等のために創設された「10人委員会」のメンバーに選出されました。

2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」により、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の実施に向けて、技術円滑化メカニズム(TFM:Technology Facilitation Mechanism)として、①SDGsのための科学技術イノベーション(STI)に関する国連機関間タスクチーム(以下,IATT)、②STIフォーラム、及び③オンライン・プラットフォームから構成されています。「10人委員会」は、IATTに対して、STIフォーラムの準備からサマリー作成、ハイレベル政治フォーラムへのブリーフィング等において、様々な角度から見解・指導・助言を与える役割を担っており、市民社会、民間セクター、科学界から構成されます。

今回、研究開発および産業界の豊富な経験を有する中村顧問が、10人委員会のメンバーとして国連事務総長により任命されました。任命を受けて、中村顧問は「SDGsの達成に向けて科学技術イノベーションがどのように貢献できるか、政府、自治体、民間、大学・研究機関、NGO等が連携して実行可能な計画を策定し、確実に実施していくことが重要です。世界が協力して、人類の歴史に残るような社会変革を実現するために、国連の活動を支援していきたい」と抱負を述べています。10人委員会の活動を通じて、国内外の科学技術イノベーションのエコシステムの変革へ寄与することを期待しています。


中村道治顧問


2017年5月にNYで開催された
STIフォーラムの様子


2017年11月末に開催された
STIフォーラム準備会合(Incheon WS)
での集合写真