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平成29年度 技術移転に係わる目利き人材育成プログラム 地域コース(沖縄)の開催報告

知財活用支援事業 技術移転に係わる目利き人材育成プログラム http://www.jst.go.jp/tt/mekiki/index.html
開催場所:沖縄県工業技術センター 交流棟2階講堂(沖縄県うるま市州崎12-2)

平成29年11月21日に、産学連携展開部では、技術移転に係わる目利き人材育成プログラム 地域コース(沖縄開催)を、沖縄県による共催協力の下に開催しました。

今回は、「沖縄発シーズの事業化展開方策と支援のあり方を考える」をテーマに、沖縄県内大学等発の実際のシーズ2件を題材にして、ベンチャー起業(予定含む)に対するサポートのあり方、ベンチャーが保有する技術と既存技術との優位性、マーケットニーズの掘り起こしや調査方法、ビジネスモデルの強み弱みなど、グループ討議を通じて多面的に検討する場を企画いたしました。

研修会には、沖縄県内で産学連携業務に関わっている方を中心として、公設試、財団、大学、県の関係者など総勢20名の方が参加しました。(うち、オブザーバ参加2名含む)沖縄県の振興や自立的発展に向けた産学連携の活性化を視野に、活発な議論が交わされました。

「はいさい、ぐすーよー・ちゅー・うがなびら」とJST金子部長によるうちなーぐちの挨拶から始まり、座学講義では、沖縄県の長濱講師から、平成28年4月に策定された沖縄科学技術振興ロードマップについてご紹介をいただきました。その後、沖縄科学技術大学院大学のローレン准副学長から同大学の技術移転活動の基本的な考え方や制度設計、沖縄県内を含む他機関とのパートナーシップの構築、米国を例にした海外比較やご自身の過去の業務経験からの気づきなど、逐次翻訳を交えながら英語で90分間の基調講演をいただきました。琉球大学の玉城講師からは、同大学で今まで支援してきたベンチャーの事例紹介に加えて、今年度からスタートしたベンチャー認定制度についてもご説明いただきました。

午後からは「沖縄発シーズの事業展開方策の立案」をテーマに、沖縄県内大学等発の実際のシーズ2件を研究者ご本人からそれぞれシーズ紹介をしていただき、その後、複数のグループに分かれて討議を行いました。

参加者にとっても、シーズをご提供いただいた研究者ご本人にとっても、様々な用途アイデアやマーケットニーズの着想を得るよい機会となったとの感想をいただきました。沖縄発のシーズを沖縄の振興のためにいかにして事業化するか、「沖縄のために」という参加者の一人一人の熱い思い(しまぬくくる)が伝わる場面が多く見られました。

たった1日間という限られた時間でしたが、開催地域特有の技術シーズを軸にして、参加者間で密度の濃い活発な議論や情報交換が行われました。

研修会終了後には、参加者による意見交換会も企画され、所属機関の垣根を越えた人的ネットワークの構築ができました。

今後も引き続き、参加者からの要望や意見を参考にしながら魅力ある目利き研修プログラムを企画運営していきたいと考えています。ぜひ皆さんも本研修に参加して、実体験した声をJSTへお寄せ下さい。