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SIPエネルギーキャリア公開シンポジウム2017を開催しました
2017年07月26日 一橋大学一橋講堂(東京都千代田区)

SIPエネルギーキャリア http://www.jst.go.jp/sip/k04.html

平成29年7月26日(水)、東京・一橋大学一橋講堂において、内閣府及びJSTの主催による公開シンポジウムを開催しました。

SIPエネルギーキャリアでは、水素ならびに水素エネルギーキャリアの円滑な導入により、日本の地球温暖化対策とエネルギーセキュリティの向上に貢献するための研究開発を推進しています。

今回のシンポジウムでは、開会にあたり内閣府黒田亮大臣官房審議官より、SIPエネルギーキャリアは具体的成果が出ていると評価されており、水素社会実現に向けてその成果が社会実装に近づくことを大いに期待する、との挨拶を頂戴しました。

次に、村木茂プログラムディレクター(東京ガス株式会社 アドバイザー)から、最新の取り組みについて紹介されました。SIPで研究開発対象としているエネルギーキャリアのうち、特にアンモニアを直接燃料として利用する技術について大きな進展があったこと、また水素コストや水素発電コストについてアンモニアの直接利用が有望であると試算されたことから、将来のアンモニアバリューチェーン構築に向けた戦略検討を行うために「グリーンアンモニアコンソーシアム」を立ち上げたことを報告しました。また、国際会議での講演や各国とのワークショップの開催など、益々積極的に国際展開に向けて取り組んでいることを報告しました。

続く基調講演では、「超スマート社会に向けたエネルギー環境イノベーション戦略」と題し、柏木孝夫先生(東京工業大学 特命教授・名誉教授)から、平成28年4月19日に決定されたエネルギー・環境イノベーション戦略(NESTI2050)を中心に、日本のエネルギー戦略についてご講演いただきました。水素等エネルギーキャリアの製造、輸送・貯蔵、利用は、NESTI2050で蓄エネルギー分野の革新技術と位置づけられています。近々このNESTI2050のロードマップが発表されるそうです。

次に、現在SIPエネルギーキャリアで取り組む10の研究開発テーマの研究責任者から、これまでの成果について口頭発表及びポスター発表がありました。SIPとして3年を過ぎ、モデル実証機や大型試作品の制作、実機での試験運転が紹介されるなど、実用化に向けて着々と開発が進んでいることが伺えました。

最後に当機構白木澤佳子理事より、皆様の期待に答えるべくJSTが引き続きSIPを推進するとの挨拶をもってプログラムを終了しました。

今後もSIPエネルギーキャリアでは、府省並びに産学官の連携、オールジャパンによる取り組みを強力に推進し、国際連携も視野に入れて技術開発を行っていきます。