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SIP「革新的燃焼技術」公開シンポジウムを開催しました
2017年7月6日 東京 一橋大学一橋講堂

SIP「革新的燃焼技術」 http://www.jst.go.jp/sip/k01.html


杉山雅則プログラムディレクター
(トヨタ自動車株式会社 常務理事)による挨拶

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的燃焼技術」(以下、本課題)は、平成29年7月6日(木)、東京・一橋講堂において、自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)の協賛を得て公開シンポジウムを開催しました。

SIPは、 総合科学技術・イノベーション会議が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現すべく2014年度に新設された5年(度)間のプログラムで、本課題を含む11の課題が行われています。 本課題では、乗用車用内燃機関の最大熱効率50%および持続的な産学連携体制の構築という2つの目標に向けて、JSTがAICEとが連携協定を締結し、相互に協力しながら産学連携を推進しています。

今回のシンポジウムには、会場定員500名に達するほどの多くの方々が参加され、最新の研究成果やSIP終了後を見据えた産学の活動を中心に、以下の内容が発信されました。

・チーム講演
本課題を構成する「ガソリン燃焼チーム」「ディーゼル燃焼チーム」「制御チーム」「損失低減チーム」の4研究チームから、最新の研究成果が発表されました。 特に制御チームは、「RAICA(Robust Artificial Intelligent Control Architecture、雷神)」を公開の場で初めて紹介し、エンジンのモデルベース制御技術を基盤とした、様々な路上走行の最適制御の将来展望が語られました。 また、講演の中では若手研究者たちが次々と短時間で自身の研究活動を紹介していくフラッシュプレゼンテーションも行われました。登壇者の皆さんは、緊張しながらも、若手らしく活き活きと発表していました。

・企画セッション
プロジェクトの終盤に差し掛かる今回のシンポジウムでは、「SIP革新的燃焼技術を将来へ繋ぐ」と題して、産学の関係者から研究現場の変化やSIP終了後を見据えた活動について紹介されました。 その中で、本課題で研究開発を進めている3Dエンジン燃焼シミュレーションコード「HINOCA(火神)」に対する産学双方からの期待や、学の連合体として内燃機関産学官連携コンソーシアムが産業技術総合研究所に設立されたことなどが紹介されました。

・ポスターセッション
プログラムに参加している約80の研究機関が出展。前回より実施時間や展示エリアを拡大し、ポスターだけでなく研究成果も展示され、本課題で開発された熱流束センサーや噴射装置の試作品や、シミュレーション動画などが設置されました。 会場では多数の来場者が各所で活発な議論を行っていました。

今後もSIP「革新的燃焼技術」では、オールジャパンの産学官の力を結集して目標達成に向けて取り組んでいきます。


講演会場の様子


ポスターセッション会場の様子


シンポジウム終了後、報道機関からの取材を受ける杉山プログラムディレクター