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「未来共創イノベーション~ネットワーク型研究所の挑戦~」を開催
2017年01月27日 国連大学(東京・表参道)

戦略的創造研究推進事業 http://www.jst.go.jp/kisoken/

1月27日、国連大学(東京・表参道)でJST20周年記念戦略的創造研究推進事業シンポジウムを開催しました。CREST、さきがけ、ERATOに代表されるこの事業は、大学や公的研究機関などをネットワークで結んだバーチャル研究所として、基礎研究を推進し、成果を産業界に橋渡しすることによって日本のみならず世界のイノベーションに貢献してきました。

これまでの20年を振り返るとともに、今後のJSTに求められる役割について、約300名の参加者とともに考えました。

基調講演では、物質・材料研究機構の橋本和仁理事長、スウェーデンイノベーションシステム庁(VINNOVA)ダニエル・レンクランツプログラムマネージャー、島津製作所の飯田順子シニアマネージャーが、イノベーション創出に向けた研究戦略の設定手法、研究プログラムのあり方、産学共創によるオープンイノベーションの実例などを紹介しました。

次いで、戦略的創造研究推進事業から生まれた成果として東京大学の間野博行教授は、肺がん原因遺伝子EML4-ALKの発見から、新薬「クリゾニチブ」として世界最速で薬剤認可に到る経緯や、今後のゲノム医療にかかる産学官連携について講演しました。東京工業大学の細野秀雄教授は、材料研究の立場から、スマートフォンの液晶画面に使われているIGZOを事例にトップサイエンスの推進とイノベーションを見据えた特許戦略などについて紹介するとともに、JSTの課題として、研究ステージに応じた多様な研究支援制度の整備を挙げました。

後半のパネルディスカッションでは、大阪大学の小林傳司副学長の司会で、基調講演者、および、元協和発酵キリンの松田譲代表取締役社長、京都工芸繊維大学の吉本昌広副学長、JSTの白木澤佳子理事らをパネリストとして、社会に貢献する研究開発課題の発見や価値創造のためのシステム、基礎と応用の循環研究のあり方など、戦略的創造研究推進事業の次の20年を考える議論が行われました。


VINNOVAのダニエル・レンクランツ プログラムマネージャーによる基調講演


パネルディスカッションの様子