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JST「さきがけ」の研究成果 米国科学誌サイエンス「今年の10大成果」に選出

戦略的創造研究推進事業 http://www.jst.go.jp/kisoken/

米国科学誌「サイエンス」誌が選ぶ2016年10大成果の1つとして「Mouse egg cells made entirely in the lab give rise to healthy offspring(培養したマウス卵子から健康なマウスが誕生)」が取り上げられ、九州大学 大学院医学研究院 林 克彦教授らによる研究成果が紹介されました。

林教授らは、世界で初めて、多能性幹細胞から卵子までのすべての過程を培養皿上で行う卵子産生培養システムを構築し、成体マウスの尻尾の組織由来の iPS 細胞から培養皿上で卵子を得ることに成功しました。またこれらの卵子産生培養システムで作られた卵子からは健常なマウスが得られ、2016年10月、英国科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。

この研究成果から、機能的な卵子が培養下で作製できるようになり、不妊原因の究明や治療法の開発が期待されます。 この研究は、JSTのさきがけ「エピジェネティクスの制御と生命機能」研究領域の支援を受けて実施しました。


林 克彦教授(九州大学)