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産学共創基礎基盤研究プログラム「産学共創の場」(テラヘルツ)を開催
2016年10月21日~22日

研究成果展開事業 産学共創基礎基盤研究プログラム
https://www.jst.go.jp/kyousou/

2016年10月21日~22日に産学共創基礎基盤研究プログラム「産学共創の場」(テラヘルツ**)を開催いたしました。 「産学共創の場」とは、産業界と学界が一堂に会し、技術テーマの解決に向けて意見交換する場です。このような場を設け、産学が一体となって技術テーマの解決に取り組むことは、本プログラムの大きな特長の一つです。

今回は平成28年度の新規採択課題の研究計画を発表していただき、産業界の意見・要望をふまえて研究の方向性を議論しました。また既存課題については、テラヘルツ波の発生・検出、及び分光解析・イメージングへの応用などについて進捗、成果を報告いただくととともに、テラヘルツならではの応用や競合技術に対する優位性などの観点を重視した議論が進められました。また、NTTエレクトロニクス(株) 清水誠 氏から「テラヘルツデバイスの開発事例」について特別講演をいただき、企業内でのテラヘルツ技術の開発ついて理解を深めることができました。

総勢33名の参加技術者が、1泊2日の合宿形式で夜遅くまで、活発に意見交換しました。プログラムオフィサーより「各種応用に向けた実証評価を推進するとともに、研究者グループ相互、企業とのネットワークを拡げ、産業応用につながる実績を積み上げていく」との議論のまとめをいただきました。

今後も、テラヘルツ波ならではの応用分野の開拓や産業界への貢献をめざして、「産学共創の場」が有意義で価値ある場となるように、多様な形で運営していきます。

(*)技術テーマ:産業界共通の技術的課題で、解決のためには大学・公的研究機関などの基礎的な研究が必要なもの
(**)「テラヘルツ」:「テラヘルツ波新時代を切り拓く革新的基盤技術の創出」の略称