2016年10 月13日、産学共創基礎基盤研究プログラム「産学共創の場」（磁石^※）を開催いたしました。 「産学共創の場」とは、産業界と学界が一堂に会し、技術テーマ^※※の課題解決に向けて意見交換する場です。このように産学共創のプラットフォームを設け、課題の解決に取り組むことは、本プログラムの大きな特長の一つです。

研究者からは、研究課題の進捗、成果、マイルストーンの達成状況、今後の計画などを報告していただきました。これに対して、産業界から様々な意見、提案をいただき、次世代磁石の産業化へ向けた研究の進め方、研究体制などを総勢46名の参加者が活発に議論しました。

また、「高性能磁石創製の指針構築に向けて何が求められているのか？　産業界の期待」について、産業界から磁石材料の研究、分析技術の観点でご意見をいただき、それを議論の起点としてパネルディスカッションを行いました。
プログラムオフィサーより「アカデミア、磁石メーカー、ユーザーの目線の融合を図り、本テーマの研究をすすめていく」との議論のまとめをいただきました。

今後も産業界へ貢献する技術の創製をめざして、「産学共創の場」がより有意義で価値ある場となるように、多面的な運営を進めていきます。

※ 「磁石」：「革新的次世代高性能磁石創製の指針構築」の略称

※※ 技術テーマ：産業界共通の技術的課題。解決のために、大学・公的研究機関などの基礎基盤的な研究が必要なもの。