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集まれ! JST発の科学技術の未来 地域をつなぐ電動バス 背景が透けるスクリーン
産学連携・技術移転事業
JST設立20周年記念イベントとして、今年8月に東京ビッグサイトでJSTフェアが開催されます。200を超える未来を創る「知」の成果とともに、大勢の研究者や開発者が全国各地から集まります。
会場でひときわ目立つピンクのバスは、最高でも時速19キロの低速電動コミュニティバス「eCOM-8」(社会技術研究開発センター)です。ガソリンを一切使わず、晴れた日なら、屋根に載せた太陽光パネルでバッテリーの約半分にあたる電力を作れます。窓ガラスがなく開放感があるデザインが魅力です。地域の自治体や市民と力を合わせ、脱温暖化社会と地域産業の活性化をめざします。
背景が透けて見える不思議なスクリーンは、「KALEIDO SCREEN」(戦略的イノベーション創出推進プログラム)です。屈折率が高いナノ粒子をフィルム中に均一に分散させて、世界最高水準となる90パーセントの透明度を達成しました。ほぼ無色透明なので、高層ビルのガラスや水族館の水槽に映像を投影するプロジェクションマッピングなど、空間演出にも使われています。
バーミヤン東大仏の天井壁画「天翔る太陽神」など、JST news 7月号で紹介したセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムの東京藝術大学拠点の成果も展示されます。
隣の会場では「イノベーション・ジャパン2016」が同時開催されます。全国の大学や研究機関、企業とつながる絶好のチャンスです!
- ●開催日: 2016年8月25日(木)・26日(金)
- ●会場:東京ビッグサイト・西2ホール
- ●入場料:無料
- https://www.jst.go.jp/tt/fair/
群馬県桐生市や富山県宇奈月温泉で運行され、コミュニティバスとして地域で愛されている。
熱透明度が高く、映像が投影されたスクリーンの後
ろにある植物プランターがはっきり見える。