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忍者は昔、科学者だった!?未来館に忍者がやってくる

日本科学未来館

映画やアニメで世界にもファンが多い忍者。その実態はいまだに謎に満ちていますが、動植物学や薬学、気象学など優れた知識を持つ科学者集団としての姿が明らかになってきました。

日本科学未来館の夏の企画展「The NINJA–忍者ってナンジャ!?–」では、史料研究や現代科学を通して、忍者の知識や知恵を楽しく学び、これからの時代をたくましく生き抜くヒントを探ります。

展示は、貴重な忍術書などの古文書をたくさん集めた「忍者研究室」から始まり、「心・技・体」の3つの修行ステージで実際に体を動かして忍者の修行を積みます。

「体」の修行では、スポーツ科学の観点から、忍び足の歩き方や手裏剣打ち、跳躍力を鍛えます。忍者ならではの体の動きを身につけることで、効率的に運動できるようになります。

忍者は任務をこなすために多種多様な技や知識を持ち、天気や方位、地形も科学的に正しく読んでいました。「技」の修行では、潜入や情報収集のための変装術や隠形術、得た情報の伝達術、情報を持ち帰る記憶術を極めます。

大切な場面で力を発揮するために、手を合わせて唱える忍者の動作(印を結ぶ)の精神安定効果が脳波実験で明らかになりました。「心」の修行では、忍者の呼吸法も合わせて、集中力を高める精神統一の手段を習得し、心を磨きます。

修行をやり遂げると日本忍者協議会公認の「忍者認定証」がもらえます。キミも立派な忍者になろう!


大切なのは集中力。3メートル
先の的に手裏剣を当てよう!


動物や自然になりきる
「隠れ身の術」を体験!


かっこよく「印」を結んで
上級忍者をめざせ!