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常設展がオープン以来の本格的なリニューアル
未来館での体験を、あなたや地球の未来に生かそう

日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/

日本科学未来館は開館15周年を迎える今年、常設展をオープン以来、本格的にリニューアルします。
新しい展示は知識や情報を提供するだけでなく、科学技術の未来について来館者の思いを引き出し、共に議論し、社会や地球をめぐる問題解決の行動につなげることをめざします。

「100億人でサバイバル」は、地震や異常気象、原発事故など実際に起こった災害による被害をリアルに感じ、命の危険が身近に存在することを知るとともに、身を守るために予測不可能な災害が起こる仕組みを理解する展示です。

「未来逆算思考」では、温暖化がストップした地球や貧困のない地球など50年後の理想の地球を8 つの選択肢から選び、実現のために必要な科学技術や社会システム、ライフスタイルを、理想の未来から逆算してゲーム形式で考えます。

ドームシアターで新しく上映されるのは、物理学の究極の目標である「万物の理論」をテーマにした3Dドーム映像作品、『9次元からきた男』。難解な数式で表現される理論物理学の最前線を、映画監督の清水崇氏による実写と精緻なCGを融合させた演出で体感できます。

この他にも、来館者が科学技術や地球とのつながりを実感できる展示が新登場。「ノーベルQノーベル賞受賞者たちの『問い』」では、「科学でどうしてもわからないことってなんだろう?」や「いつまでも好奇心を持ち続けるにはどうしたらいいのかな?」と、科学技術で世界を変えたノーベル賞受賞者が来館者に問いかけます。未来館のシンボル展示「ジオ・コスモス」では、新たなツール「ジオ・プリズム」によって人間活動の様子などを重ねて映し出せるようになり、自分と地球とのつながりをより深く感じられるようになりました。

リニューアルオープンの4月20日から24日まで、常設展の入場とドームシアターの鑑賞が無料になります。科学技術の現在と未来に触れる絶好の機会です。


「100億人でサバイバル」のイメージ図。
21世紀に暮らす私たちは、どのように災害に向き合えばよいか、共に考える。


映画『呪怨』の清水崇監督が演出した3D映像作品『9次元からきた男』も新たに上映。