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ERATO International Workshop: Challenges in Precision Scienceを開催
2016年1月25日〜27日 東京大学・小柴ホール(東京都文京区)

戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO) http://www.jst.go.jp/erato/

2016年1月25日(月)から27日(水)の3日間、戦略的創造研究推進事業、ERATO香取創造時空間プロジェクトで、プロジェクトの終了にあたり、ERATO International Workshop: Challenges in Precision Scienceを東京大学・小柴ホールで開催しました。

プロジェクトの研究テーマである「光格子時計」は、香取秀俊研究総括(東京大学・教授)が2001年に発明した原子時計で、2006年の国際度量衡委員会で将来の「秒の再定義」の有力候補である「秒の二次表現」に採択されました。現在、光格子時計は世界各国の研究機関でさかんに研究開発が行われています。本シンポジウムでは、「秒の再定義」の牽引役の一人であるDr. Fritz Riehle(PTB)、光格子時計研究のアメリカ、ヨーロッパのカウンターパートであるDr. Jun Ye(JILA)、Dr. Sébastien Bize(LNE-SYRTE)、光時計を支える技術である光周波数コム研究、それを使った基礎物理を探究するDr. Thomas Udem(Max Plank)や、精密原子時計の基礎物理学的展開を提案するDr. Marianna Safronova(Univ. of Delaware)、さらに原子干渉計による万有引力定数測定のDr. Guglielmo Tino(Univ. of Firenze)ら、精密計測の第一線で活躍する国内外の研究者19名が一堂に会し、ERATOプロジェクトの研究成果を発信すると共に、精密計測分野の最新の研究成果を共有、今後の展開を展望しました。
初日と2日目に24件のポスター発表を行うと共に、最終日の午後は、理化学研究所・香取量子計測研究室のラボツアーを行い、世界最高の周波数一致を実証した光格子時計や、光共振器、光周波数コム等の最先端実験装置を紹介しました。 また、初日冒頭に東京大学、五神真総長、文科省、生川浩史氏(研究振興局担当審議官)から、中日に理化学研究所、緑川克美先生(光量子工学研究領域、領域長)、最終日には文科省、上田光幸氏(量子放射線研究推進室、室長)から、光格子時計に寄せる将来の期待などについてご挨拶をいただきました。3日間を通して海外から8ケ国、127名の参加があり、活発な質疑応答もされ、盛会のうちに終了いたしました。