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SIP「エネルギーキャリア」公開シンポジウムを開催しました
2015年7月2日 日本科学未来館(東京都江東区)

SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「エネルギーキャリア」 http://www.jst.go.jp/sip/k04.html

平成27年7月2日(木)、東京・日本科学未来館において、内閣府及びJSTの主催による公開シンポジウムを開催しました。
SIP「エネルギーキャリア」では、世界に先駆けた低炭素・水素社会の早期実現を目指し、これまで未解決だった水素の製造・輸送・貯蔵コスト課題と安全性課題を多様な技術開発で解決することに取り組んでいます。

今回のシンポジウムでは、まず村木茂プログラムディレクター(東京ガス株式会社 常勤顧問)から、本課題の概要、水素を活用した新たな低炭素で強靱な街づくり実現への強い思い、街づくり実現に向けて東京オリンピック・パラリンピック競技大会と連携し低炭素な大会実現に貢献する水素技術実証の具体的提案が紹介されました。
続く招待講演では、「燃料電池自動車(FCV)の開発と初期市場の創出について」と題し、佐野誠治様(トヨタ自動車株式会社 技術統括部 担当部長)から、2014年12月15日に販売開始したFCV「MIRAI」の技術的魅力と、FCVを含む水素利用社会への期待をご講演いただきました。また、昼休みには、MIRAI見学会を開催しました。見学者は、伊藤大岳様(トヨタ自動車株式会社 東京技術部 担当課長)からボンネットを開けて構造の説明をいただいたり、運転席に座らせていただいたりして、MIRAIの魅力を身近に感じることが出来ました。

午後の部では、SIP「エネルギーキャリア」で取り組む11の研究開発テーマ概要について、各研究責任者より口頭発表がありました。現在取り組む研究開発テーマは、水素製造に関するテーマが2件、アンモニアの製造・利用に関するテーマが4件、有機ハイドライドの製造・利用に関するテーマが2件、液体水素に関するテーマが2件、全体テーマに係るエネルギーキャリアの安全性評価に関するテーマが1件です。口頭発表に加えてポスターセッションを行い、外部の皆様から貴重なご意見をいただくと共に、各研究開発テーマ間での技術交流の場にもなりました。有用な知見、課題などを共有できたことは、今後の研究開発の加速につながると確信しております。

今後もSIP「エネルギーキャリア」では、日本が革新的で低炭素な水素エネルギー社会を実現し、水素関連産業で世界市場をリードすることを目指し、産官学の連携、オールジャパンによる取り組みを強力に推進して、技術開発を行っていきます。


村木プログラムディレクター挨拶


講演(未来館ホール)


MIRAI見学会


ポスターセッション(会議室1,2)