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S-イノベ「高齢社会」支援課題による中間報告会開催
2015年3月1日 東京大学 浅野キャンパス

2015年3月1日、東京大学 浅野キャンパスにて、S-イノベ(戦略的イノベーション創出推進プログラム)「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」中間報告会『高齢社会を支えるコミュニケーションロボット』を開催いたしました。
2百数十名が集まる盛況な報告会となりました。

S-イノベとは、JST戦略的創造研究推進事業等の成果を対象として研究開発テーマを設定し、そのテーマの下、産学の研究者から構成される複数の研究開発チームによるコンソーシアムを形成、長期一貫(最大10年度)してシームレスに研究開発を推進することで、産業創出の礎となりうる技術を確立し、イノベーションの創出を図るものです。

本テーマ「高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」は平成22年度に採択されました。高齢者の社会参画を支援しQOLの向上を図るための研究開発として、(A)安全・安心な生活を支えるICTとIRT、 (B)理解・記憶・表出(発話など)を助けるICTとIRT、および(C)移動・労働を助けるICT とIRTに関わる支援機器やサービスシステムの研究開発を目的として、横断的で長期にわたる「産学連携」による取り組みを行っています。

今回の報告会は、「第9回 認知症のある人の福祉機器シンポジウム」に合わせて、進行中の研究開発課題「高齢者の記憶と認知機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発」について、本課題の研究者からそれぞれ取組中の研究開発について中間成果発表を行いました。

また、各種コミュニケーションロボットの展示と「現場で役立つコミュニケーションロボットの課題と可能性」と題したパネルディスカッションも開催し、介護施設内や在宅介護のお年寄りに対するロボット技術の導入について活発な意見交換が行われました。

今後は、産学官の連携を一層強化し、高齢者のQOL向上を目指して、研究開発を進めてまいります。


会場風景


ロボット展示会場