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International ERATO Higashiyama Live-Holonics Symposium 2014 “Plant Live-Cell Imaging and Microdevices” 開催報告
2014年9月9日〜10日 名古屋大学ES総合館 ESホール

ERATO東山ラブホロニクスプロジェクト(研究総括:東山哲也 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 教授)において、2014年9月9日−10日、International ERATO Higashiyama Live-Holonics Symposium 2014 “Plant Live-Cell Imaging and Microdevices”を名古屋大学ES総合館 ESホールにて開催しました。

東山プロジェクトでは植物の生殖細胞形成、受精、胚発生を対象とし、生きた多細胞体において細胞や分子を自由自在に操作・解析する“ライブセル解析”の実現に向け取り組んでいます。その中で、植物ライブイメージングおよびライブセル解析におけるマイクロデバイスの有用性に着目し、マイクロデバイスを活用したイメージング手法の確立を進めています。
本シンポジウムは、招待講演者10名(うち海外の研究者7名)にERATOプロジェクトおよび協力研究者からの5名を加えた合計15名の講演者により、東山プロジェクトの最新の研究成果を報告すると同時に、植物のライブイメージングとマイクロデバイスで最先端の研究を行っている国内外の研究者により最先端の成果を報告・共有・議論することで、融合分野での研究をより発展的に進める場とすることを目的として開催されました。ポスター発表34題、参加者総数150名を超える盛況となりました。

カリフォルニア工科大学のElliot M. Meyerowitz教授による基調講演ではシグナリング分子や機械的シグナルにより植物の形態形成がコントロールされる仕組みについて、イメージングとモデリングを組み合わせた解析手法についてご発表いただきました。また、Imaging and Microdevicesのセッションでは、モントリオール大学のGeitmann研究室のYoussef Chebli博士より、マイクロ流体デバイスとイメージングを用い、植物細胞の物理状態を明らかにする最新の研究成果が発表されました。その他5つのセッションにおいても多彩な講演が行われ、質疑応答でも盛んな議論が展開されました。ポスター発表では学生〜若手研究者による発表に対して終了時間を超過するような活発な議論が交わされ、今後のライブイメージング分野の発展を期待させる会となりました。

植物ライブイメージングとマイクロデバイスの融合分野の研究者が一堂に会するシンポジウムは、国内外をみても前例がありません。このようなシンポジウムをERATOプロジェクトがリーダーシップを取り、国際学会等でも揃うことのない国内外の著名な研究者達を集め開催できたことは、日本の植物科学やライブセルイメージングのレベルの高さを国内外に示すとともに、東山プロジェクトの今後の発展にも大いに資するものと確信しています。


ポスター発表風景


会場風景


会場風景2


集合写真