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CREST・さきがけ合同シンポジウム「進化する光イメージング技術〜百聞はイメージングに如かずⅡ〜」開催報告
2014年06月27日 東京大学 一条ホール

JST-CREST「先端光源を駆使した光科学・光技術の融合展開」研究領域(研究総括:伊藤 正 大阪大学 特任教授)とさきがけ「光の利用と物質材料・生命機能」研究領域(研究総括:増原 宏 台湾国立交通大学 講座教授)は、光科学技術合同シンポジウム「進化する光イメージング技術〜百聞はイメージングに如かずⅡ〜」と題して、2014年6月27日 東京大学一条ホールにて公開シンポジウムを開催しました。

昨年度(2013年6月20日)以来第二回目の今回のシンポジウムでは、光の可能性を最大限に利用して、物質・材料の様々な性質や現象を捉え、イメージング(可視化する)技術に焦点を当て、各講演では研究の基礎知識についても知ってもらえるように工夫しました。

特別講演では、CREST・さきがけ研究と連携する文部科学省「最先端の光の創成を目指したネットワーク研究拠点プログラム」のプログラム・ディレクターを務める光産業創成大学院大学の加藤 義章 学長から、拠点プログラムの活動概要と光に関する研究の重要性と今後の展開についてご紹介いただきました。また同プログラムで研究を進める東京工業大学の宗片 比呂夫 教授からは、光とスピンの相互作用から始まり、光情報の保持する光素子など、今後の可能性に関するご紹介がありました。

CREST・さきがけ研究者からは、光電子、テラヘルツ、スピンなど6件の講演がありました。特に、東京大学の 辛埴教授、京都大学の足立俊輔准教授からは、光電子スペクトルを空間的にマッピングすることにより、これまでナノスケールでの観察が不可能であった磁性体の磁区構造の観察や化学反応中の分子の観察が可能になり、今後の展望として、触媒反応やナノスケールの化学反応、スピンの観察、極短時間の化学反応への応用が紹介されました。また、九州大学の佐藤琢哉准教授からは、スピン波の伝播に関する実験と計算結果を美しい動画が示され、イメージング技術について新たな展開を感じました。
二つの領域では、今後も研究成果をわかりやすい形で発信していくと共に、関連する研究分野の研究についても、ご紹介したいと考えております。
(講演要旨集はhttp://laser.jst.go.jp/にて近日中に公開予定です。)